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歴史年表 2011-2015

1995年からJリーグを歩んできたレイソルの歴史です

2011

Jリーグ史上初の「J2・J1リーグ連続優勝」
クラブワールドカップで準決勝進出!

前年J2優勝で植えつけられた、勝利(VITORIA)を追及するネルシーニョイズムは、2年ぶりのJ1リーグ戦でもいかんなく発揮された。ブラジルの名門・サンパウロから新しく加入したジョルジ ワグネルが、開幕戦で世界級のフリーキックを見せつけると、東日本大震災による中断期間が明けても、レイソルの勢いは衰えることなく、常にリーグ戦の首位戦線をリードし続けた。

2年目で背番号10を背負ったレアンドロ ドミンゲスが15ゴール7アシストと大車輪の活躍を見せると、それに導かれるように田中順也や酒井宏樹といった若手選手が大ブレイク。ベテラン北嶋秀朗も9ゴールと自身キャリア2番目の好成績でチームを牽引。名古屋グランパス、ガンバ大阪の猛追や優勝へのプレッシャーにも屈することなく、12月3日の最終節・浦和レッズ戦でリーグ加盟17年目にして悲願のリーグ戦制覇に輝いた。また12月8日からはFIFAクラブワールドカップに出場し、世界の大陸王者を相手に準決勝進出を果たし、4位の成績を収めた。

成績
Jリーグ 23勝3分8敗/65得点・42失点/優勝
ヤマザキナビスコカップ 1回戦敗退
天皇杯 4回戦敗退
FIFAクラブワールドカップ 4位
リーグ戦チーム最多得点 レアンドロ ドミンゲス(15得点)
表彰選手 ネルシーニョ監督(最優秀監督賞)
レアンドロ ドミンゲス(最優秀選手賞、ベストイレブン)
酒井宏樹(ベストヤングプレーヤー賞、ベストイレブン)
近藤直也(ベストイレブン)
ジョルジ ワグネル(ベストイレブン)
菅野孝憲(優秀選手)
大谷秀和(優秀選手)
トピックス
1.22 新体制発表会でジョルジ ワグネルら8選手の加入、ヨネックス製ユニフォームを初披露
3月 東日本大震災復興支援募金活動を柏駅周辺で実施
5.12 酒井宏樹選手がU-22日本代表チームに初選出(その後日本代表にも選出)
7.31 田中順也選手が日本代表チームに初選出
8.6 J1第20節・横浜F・マリノス戦に勝利し、4試合ぶりに首位に浮上
10.16 J1第29節・モンテディオ山形戦に勝利し、9試合ぶりに首位奪回
12.3 J1第34節・浦和レッズ戦に勝利し、リーグ戦初制覇を成し遂げる
12.4 柏駅西口で開催された優勝報告会に8000人の観衆が集まる
12.5 Jリーグアウォーズでレアンドロ選手が最優秀選手賞に輝く。ネルシーニョ監督ほか5選手も各賞を受賞
12月 FIFAクラブワールドカップで2勝、準決勝進出し4位の成績を収める
トピックス

2012

クラブ史上初のACLでベスト16!
第92回天皇杯でチャンピオンに

ネルシーニョ体制4年目のシーズンは、Jリーグ王者として挑んだ富士ゼロックススーパーカップで優勝し、幸先の良いスタートを切った。その後は、未知の戦いだったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)とリーグ戦を並行して戦う過密日程に苦しんだ。しかし、ACLでは残り2試合でグループ最下位という窮地から連勝し、ACL初出場ながらグループリーグを突破。リーグ戦でも調子を取り戻し、5月から7試合負けなしの勢いで上位グループに食い込んでいった。

8月に入り、酒井宏樹が海外移籍すると、勝ちきれない試合が続いた。他チームも星を落とし、混沌としたリーグ戦でACL出場圏内の3位をめざして戦ったものの、最終節で6位に転落し、リーグ連覇はならなかった。しかし年末年始の天皇杯で前年リーグ王者の意地を見せ、決勝戦ではガンバ大阪を破って4年前の雪辱。日立製作所時代から数えて37大会ぶり3度目の栄冠に輝くとともに、2013シーズンのACL出場権を、最後の最後に勝ち取った。

成績
J1リーグ 15勝7分12敗/57得点・52失点/6位
AFCチャンピオンズリーグ ベスト16
ヤマザキナビスコカップ ベスト4
天皇杯 優勝
リーグ戦チーム最多得点 工藤 壮人(13得点)
表彰選手 レアンドロ ドミンゲス(ベストイレブン)
トピックス
1.31 新体制発表会で那須大亮ら7選手の加入発表
3.3 「富士ゼロックススーパーカップ」でFC東京を下し初優勝
5.15 ACLで韓国の全北現代を破り、グループリーグ突破
6.30 ガンバ大阪戦を最後に、酒井宏樹選手がドイツ・ハノーバー96へ移籍(8月にロンドン五輪でベスト4)
8.4 U-18チームが「第36回クラブユース選手権」で初優勝
9.8 第92回天皇杯2回戦でトップチームとU-18チームによる大会史上初の「兄弟対決」
12.1 J1リーグ全日程を終了し、6位となる
1.1 第92回天皇杯決勝でガンバ大阪を下して優勝。ACL出場権を獲得
トピックス

2013

ACLで日本勢最高のベスト4進出
ナビスコカップ優勝で3年連続タイトル

2年連続の富士ゼロックススーパーカップ制覇はならなかったものの、2度目の挑戦となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では好スタートを切る。アジア特有のフィジカル重視の戦いにも力強く対抗し、グループリーグを首位で突破。ラウンド16では全北現代(韓国)に2戦2勝、準々決勝ではアルシャバブ(サウジアラビア)に2戦2分ながらアウェイゴール数で上回り、初のベスト4進出を果たした。準決勝では2年連続対戦の広州恒大(中国)に大敗し、アジア制覇の夢は持ち越しとなった。

ACLと並行して戦ったJ1リーグでは、シーズン序盤の過密日程と長距離移動の影響もあってか出遅れる。7月からは9試合無敗と調子を取り戻したかに見えたが、秋以降に勝ち点を落とし、ACL出場圏内の3位確保も難しい情勢に。その中、FW工藤壮人が得点王争いに加わり、1999シーズンに北嶋秀朗がマークした、レイソル日本人選手の得点記録を1点更新した。ヤマザキナビスコカップでは準々決勝からの登場で、広島、横浜FM、浦和とリーグ上位の強豪を次々と撃破し、14年ぶり2度目の戴冠。2011シーズンのJ1リーグ、2012シーズンの天皇杯に続く、3年連続のタイトル獲得で底力は示した。

成績
J1リーグ 13勝9分12/56得点・59失点/10位
AFCチャンピオンズリーグ ベスト4
ヤマザキナビスコカップ 優勝
天皇杯 ラウンド16敗退
リーグ戦チーム最多得点 工藤 壮人(19得点)
トピックス
1.31 新体制発表会でDF鈴木大輔ら8選手の加入発表
4.23 貴州人和と1-1で引き分け、ACLグループリーグ突破を決める。
6.4 FW工藤壮人が日本代表に初選出。ワールドカップアジア予選の豪州戦に参加し、本戦出場を決める。
7 FW工藤壮人とDF鈴木大輔が日本代表に選出(工藤は7/21中国戦で代表初ゴール)。東アジアカップ優勝を果たす。
9.18 ACL準々決勝、敵地でアルシャバブと引き分け、クラブ史上初のベスト4進出。
11.2 ヤマザキナビスコカップで浦和レッズを1-0で破り、14年ぶり2度目の優勝。
11.30 MFジョルジ ワグネル、MF澤昌克がホーム最終戦で退団のあいさつ。
12.16 U-18チームが、高円宮杯U-18サッカーリーグで、初のプレミアリーグ参入を決める。
トピックス

2014

ネルシーニョ体制の総決算
終盤の7連勝でACLプレーオフ出場へ

ネルシーニョ体制6年目。Jリーグは開幕こそやや出遅れたものの、昨季までメインだった4バックシステムから、3バックシステムが中心に。守備力が安定し、3月から5月にかけて8試合無敗で順位を上げていった。並行して行われたナビスコカップでも予選リーグの上位を争い、最終節でベスト8の決勝トーナメント進出を決めた。また8月のスルガ銀行チャンピオンシップでは、ラヌス(アルゼンチン)をを破り、初のタイトルを勝ち取った。

この年はホーム日立台の強さが目立つ一方、アウェイゲームで勝ちきれず、リーグ戦の順位も伸び悩んだ。優勝争いから遠ざかり、連覇を狙ったナビスコカップも準決勝で惜敗。それでもリーグ4位以内=ACL出場という微かな望みに向けて、奇跡的な追い上げを開始。鬼門カシマでのアウェイ勝利を皮切りに、アディショナルタイムの決勝弾3連勝を勝ち進む。最終節、雪で延期のアクシデントに2点差以上勝利という困難を、またもアディショナルタイムで勝ち越し、4位だった鳥栖を逆転。天皇杯の結果により、ACLプレーオフ出場を置き土産に、数々の栄冠をもたらしたネルシーニョ監督が退任。吉田達磨監督の新体制に移り変わった。

成績
J1リーグ 17勝9分8敗/48得点・40失点/4位
ヤマザキナビスコカップ ベスト4
天皇杯 3回戦敗退
リーグ戦チーム最多得点 レアンドロ(11得点)
トピックス
1.31 新体制発表会でレアンドロら5選手の加入発表
6 キム チャンス選手が韓国代表として「FIFAワールドカップブラジル大会」に出場
9.17 ネルシーニョ監督が2014シーズン限りでの退任を発表
10.14 鈴木大輔選手が日本代表として「国際親善試合vsブラジル代表」出場
11.30 U-18チームが「高円宮杯サッカーリーグ2014 プレミアリーグ EAST」で昇格初年度初優勝の快挙を達成。
12.8 J1最終節・新潟戦で7連勝を達成し、4位に。後日G大阪の天皇杯優勝により、ACLプレーオフ出場権獲得。
12.17 吉田達磨監督の就任を発表
トピックス

2015

11年ぶりの2ステージ制でリーグ総合10位に
ACLベスト8で一矢報いるも無冠に終わる

アカデミーで長年選手育成に当たってきた吉田達磨監督をトップチーム監督に据え、新しいチャレンジを図ったシーズン。2月の初陣、Jクラブとして初出場したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフで延長戦を制するなど、シーズン開幕当初は勢いに乗ったかに見えた。しかし徐々に相手チームに研究されると、なかなか勝ち点を積み上げられない苦しい時期が続き、リーグ1stステージは14位に終わった。

7月からの2ndステージでは2度の3連勝など一時は首位争いにも加わったが、上位チームとの直接対決を落として後退。ACLでは準々決勝へと勝ち進み、三度、広州恒大(中国)と戦ったものの厚い壁を打ち破れなかった。個人では、7月に工藤壮人が北嶋秀朗の持つクラブJ1ゴール数を更新し、またクリスティアーノが14ゴールを挙げ、Jリーグ優秀選手に選ばれるほどの活躍を見せた。しかしJ1-2ndステージは8位で、年間総合順位も10位と低迷。ナビスコカップでは初戦の準々決勝で敗退、年末の天皇杯は劇的な勝利を続けて意地を見せたが、準決勝で惜敗。吉田監督が退任となり、ミルトン メンデス監督が後任を務めることとなった。

成績
明治安田生命J1リーグ-1stステージ 4勝6分7敗/22得点・25失点/14位
明治安田生命J1リーグ-2ndステージ 8勝3分6敗/24得点・18失点/8位
明治安田生命J1リーグ年間総合 12勝9分13敗/46得点・43失点/10位
AFCチャンピオンズリーグ ベスト8
ヤマザキナビスコカップ ベスト8
天皇杯 ベスト4
リーグ戦チーム最多得点 クリスティアーノ(14得点)
表彰選手 クリスティアーノ(優秀選手)
トピックス
1.31 新体制発表会で3年半ぶりにレイソル復帰したFW大津祐樹ら7選手の加入発表。
2.17 ACLプレーオフで延長戦の末にチョンブリ(タイ)に3-2で勝利。ACL本選出場を決める。
4.22 ACLグループステージ第5節で全北現代を破り、首位での勝ち抜けを決める。
7.19 FW工藤壮人が川崎戦でJ1通算53点目を決め、北嶋秀朗のクラブ記録を更新。
10 吉田達磨監督の今季限りでの退任、ミルトン メンデス監督の来季就任を発表。
11.22 今季リーグ最終節・新潟戦で0-0。年間総合10位でJ1リーグを終える。
12.26 FWクリスティアーノが天皇杯準々決勝で直接FKによるハットトリックを達成。
12.29 FW工藤壮人がMLS(アメリカ1部)のバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍を発表。
トピックス

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