柏レイソルならびにJリーグでは、スタジアムにご来場いただく全ての皆様に対し、安全で快適なスタジアム環境と試合運営を提供するため、管理規程に基づきJリーグの試合運営ならびにスタジアムの安全管理およびセキュリティを行っております。
ご観戦にあたっては、フェアプレー精神に則った応援をお願いするとともに、下記の管理規程を遵守下さいますようお願い申し上げます。管理規程で定める禁止行為やセキュリティ上問題となる行為が行われた場合には、退場や入場禁止の処分に従っていただく場合もあります。なお、当該行為が試合運営管理規定に抵触するか否かについては、Jリーグまたは柏レイソルが最終的に判断させていただきます。
また、違反行為を行ったスタジアム以外の試合にも入場が禁止される場合もございますので予めご了承下さい。
この管理規程は主管するクラブおよびスタジアムにより内容が異なりますのでご注意下さいますよう併せてお願い申し上げます。
◆第1条(規程の対象)
株式会社日立柏レイソル(以下「柏レイソル」という)により制定される「柏レイソルサッカー試合運営管理規程」(以下「本規程」という)の目的は、リーグ戦、リーグカップ戦、およびAFCチャンピオンズリーグ、天皇杯等、柏レイソルが主管・運営する全ての試合で円滑且つ安全な運営を行い、サッカー観戦者、選手、審判、チームスタッフおよび関係者の安全を確保することにある。本規程は、柏レイソルの管理下にあるスタジアムその他の施設に入場し、または入場しようとする全ての者に適用される。
◆第2条(定義)
次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
- (1)試合
リーグ戦、リーグカップ戦およびAFCチャンピオンズリーグ、天皇杯等の全ての試合をいう。
- (2)施設
試合運営のために柏レイソルが管理するスタジアム等の施設および区域一切をいう。
- (3)観客等
施設等に存在する全ての者をいう。
- (4)運営責任者
柏レイソル実行委員または実行委員代理をいう。
- (5)運営担当等
運営責任者の任命を受け、主管試合における安全確保のため業務に従事する運営担当及びセキュリティ担当をいう。
- (6)警備従事員
大会の安全確保のため、運営・安全責任者が任命した者をいう。
◆第3条(持ち込み禁止物)
施設に入場しようとし、また入場した者は、運営・安全責任者が特に必要と認めた場合を除き、Jリーグ統一禁止事項、および柏レイソル独自禁止事項の持ち込み禁止物および次の各号に掲げる物を施設に持ち込むことはできない。
- (1)投てきを目的とすると思われる物。
- (2)ベビーカー、アイスボックス、旅行用鞄等大型または大量の荷物。
- (3)動物の類。(盲導犬、聴導犬および介助犬を除く)
- (4)無線通信機器。(携帯電話を除く)
- (5)フルフェイス型ヘルメット。
- (6)以下に該当すると主催者もしくは主管者が判断した掲示板、立て看板、横断幕、のぼり、旗、プラカード、ゼッケン、文書、図面、印刷物その他これに類する一切のもの。
[1]政治的、思想的、宗教的主義、主張または観念を表示し、または連想させるもの
[2]差別的、侮蔑的な内容、表現を含むもの
[3]選手やチームを応援または鼓舞する目的が認められないもの
[4]大会の運営に支障を及ぼす恐れがあるもの
[5]特定の会社または営利企業の宣伝を目的として、特定の会社名、製品名等を表示したもの(特定の会社、製品等を連想させる物を含むがこれに限られない)
[6]前各号に定めるものの他、主催者または主管者が事前に持ち込み禁止を明示したもの
[7]その他試合の運営または進行を妨害し、他人に迷惑または危険を及ぼし、もしくはそれらの恐れがあると警備従事員が認めるもの
◆第4条(禁止行為)
施設に入場しようとし、または入場した者は、運営・安全責任者が特に必要と認めた場合を除き、いかなる施設においてもJリーグ統一禁止事項の禁止行為および次の各号に掲げる行為をしてはならない。
- (1)フィールドへの物品投げ込み、フィールドへの飛び降り。
- (2)正当なチケット又は通行証を所持せずスタジアム内に入場する行為、または入場禁止となっているにも関わらず入場する行為。
- (3)事前の約束なく選手または大会の運営に関わる関係者に面会を要求すること。
- (4)抗議集会、デモ等大会の円滑な運営を阻害する恐れのある行為をすること。
- (5)アルコール、薬物その他物質の影響により正常な判断ができないおそれのある酩酊状態で施設等に入場する、または施設等において酩酊状態となり、試合運営または他人の行為等を阻害する行為(酩酊とは:アルコール等の影響により、正常な行為ができない恐れのある状態)。
- (6)勧誘、演説、集会、布教その他観戦目的以外の行為。
- (7)所定の場所以外に車輌または自転車を乗り入れ、もしくは所定の場所以外において駐車または駐輪すること。
- (8)商行為、寄付金の募集、広告物の掲示等の行為をすること。
- (9)所定の場所以外にゴミその他汚物を廃棄すること。
- (10)私的目的以外での、試合(本条においては試合前後に行われる練習、式典等を含む)及び観客等の写真撮影または動画撮影
- (11)私的目的以外で、前号で撮影した写真または動画を複製する行為
- (12)試合の音声または映像の全部または一部を、インターネットその他メディアを通じて配信する行為。
- (13)人種、肌の色、性別、言語、宗教、政治または出自等に関する差別的あるいは侮辱的その他社会通念上不適切な発言または行為。
- (14)正当な理由なく、運営担当等を呼び出し、観戦ルール等の説明を求める行為。
- (15)暴力、設備・備品等の破壊、他人の物の窃取その他法令に抵触する行為。
- (16)笛、ホイッスル等の使用。
- (17)掲出不可のエリアに横断幕を掲載したり、相手クラブの横断幕を無断で外したり、破損させる行為。
- (18)前各号に定めるものの他、主催者または主管者が事前に禁止を明示した行為、公序良俗に反する発言または行為をすること。
- (19)その他、柏レイソル独自禁止事項(「柏レイソルサポーター観戦ルール」「ビジターサポーター観戦ルール」)により禁止されている行為。およびその他運営担当等または警備従事員が禁止する一切の行為(運営担当等または警備従事員が面前で禁止と明示した行為も含む)。
◆第5条(遵守規程)
施設に入場しようとし、または入場した者は次の各号に定める事項を遵守しなければならない。
- (1)チケット、身分証明書、通行証(アクレディテーションカード)等の提示を求められたときは、これを提示すること(施設管理権に基づく)。
- (2)安全確保のため、手荷物、所持品等の検査を求められたときは、これに応じること(施設管理権に基づく)。
- (3)事件、事故が発生し、または発生することが予想される場合は、警備従事員および治安当局の指示、案内、誘導等に従い行動すること。
- (4)その他主催者または主管者が求める一切の事項。
◆第6条(販売拒否事由)
主催者および運営・安全責任者は、以下の各号に該当する者に対し、入場券の販売をしない。また、その者が当該事由に関わらず自らまたは第三者を通じて入場券を取得した場合、主催者および運営・安全責任者はその者に対し、第9条に基づき入場を拒否することができる。
- (1)暴力団またはこれに類する反社会的勢力(以下「暴力団等」という)に所属する者。(以下「暴力団員等」という)
- (2)暴力団員等でなくなった時から5年を経過しない者。
- (3)自己または第三者の利益を図る目的等で暴力団等または暴力団員等を利用している者。
- (4)暴力団等または暴力団員等に対して資金等を提供し、または便宜を供与する等、暴力団等の維持、運営に関与をしている者。
- (5)暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有している者。
- (6)第4条に違反する行為を目的として入場券を取得する者。
- (7)その他入場券の販売をしないこととする相当の理由があると主催者が判断した者。
◆第7条(転売等の禁止)
何人も第三者に対し、主催者および運営・安全責任者の許可を得ることなく、入場券を転売、その他の方法で取得させてはならない。ただし、家族、友人、取引先、その他これらに類する特定の関係に基づき、営利を目的とせず、かつ業として行われない場合については、この限りではない。
◆第8条(入場拒否、退場命令、物の没収)
- (1)運営責任者は、第3条、第4条または第5条の規程に違反した者および第6条の規程に該当する者の入場を拒否し、施設からの退場を命じ、ならびに第3条に掲げる物の没収等必要な措置をとることができる。本条の対象となる試合には、協会の主催試合を含む可能性がある。なお、主催者および運営責任者は、前項に該当する者に対し、主催者および運営・安全責任者が被った被害(当該者の違反行為を理由としてクラブに科された制裁に起因してクラブが被った一切の損害を含む)の賠償を請求することができる。
- (2)運営・安全責任者は、前項に該当する者の中で特に悪質と認める者に対しては、その後開催される全ての試合についての入場を拒否することができる。また、チケットの返還を求めることができる。
- (3)運営・安全責任者により入場を拒否され、または施設から退場を命じられた者は、チケットの購入代金の払い戻しを求めることはできない。
◆第9条(権限の委任)
運営責任者は、特定の施設についてその権限を他の者(警備従事者、施設管理スタッフ)に委任することができる。
本規程は、2022年2月19日付で改訂し、同日より施行。
株式会社 日立柏レイソル
柏レイソル 実行委員 山崎 和伸