2018年01月31日(水)
『2018柏レイソル意見交換会』要旨
2018年1月27日(土)に開催いたしました『2018柏レイソル意見交換会』の要旨を公開いたします。
■日時:2018年1月27日(土) 13:30~16:15
■会場:日立柏サッカー場 記者会見場
■参加者数:66人
■出席者: 株式会社日立柏レイソル 渡辺 光輝ダイレクター、事業本部運営部部長 河原 正明、事業本部営業部部長 田中 慎一、他柏レイソルクラブスタッフ
大重:
本日はお集まり頂きありがとうございます。進行を務めさせて頂きます広報担当の大重と申します。意見交換会は昨年の1月、9月に続いて今回が4回目の開催となります。まずは出席者よりご挨拶をさせて頂き、早速意見交換に入らせて頂ければと思います。
河原:
運営部長の河原でございます。昨年に引き続き試合運営、それからACL担当を務めさせて頂きます。よろしくお願いいたします。
田中:
営業部長の田中と申します。ようこそ、三協フロンテア柏スタジアムへお越しくださいました。契約は2月1日からとなっておりますが、1月24日に発表をさせて頂きまして、皆様が初めてのご来場者になります。先程届いたばかりの三協フロンテア様のロゴが入ったユニフォームも展示しておりますので、お帰りの際にご覧頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
渡辺:
チームダイレクターをしております渡辺です。よろしくお願いいたします。
大重:
皆様から事前に頂いたご意見、ご質問ですが、チーム強化に関するものが大半を占めておりました。まずはチームの補強、編成などに関するご質問から承りたいと思います。
質問者:
今シーズン、強化部またはクラブとして、どういったサッカーをしたいと考えられているのか教えて頂きたいです。また、加藤望ヘッドコーチを招聘した理由について、お聞かせ頂けますか。
渡辺:
今季も引き続き下平監督に指揮を執って頂きますので、昨年まで培ってきたベースは継続しながらやっていきます。ただ、今までと同じことをやっているだけでは競争には勝ち抜いていけないと考えております。足りないもの、新たに創っていくもの、そこにチャレンジしていきたいと思います。具体的には、攻撃の部分です。昨年はリーグ戦での得点が49点でしたが、今年は目標を60点に設定しました。昨年リーグ戦で60点取ったチームは川崎フロンターレ、セレッソ大阪、浦和レッズの3チームのみでした。上位を目指していく上では、そこにチャレンジしていきたいという思いがあります。
加藤望ヘッドコーチについては、昨年までのベースにプラスして、新しいチャレンジをしていくということを考えたときに、加藤コーチが湘南ベルマーレや大学での指導経験で培ってきたものを新たに取り込んで、組織を活性化していきたいという狙いがございます。
質問者:
補強に関しては、若返りを図りつつ層も厚くなったので、とても期待しています。話は少しずれますが、昨年アカデミーの試合を観戦した際、シュートの数が少なく、消極的ではないかと感じました。武富選手や工藤選手以来、アカデミーからアタッカー、ストライカーが育っていないような印象があります。また、手塚選手のように、アカデミーを卒業後海外や大学に行って、経験を積んでいる選手もいます。そこも見られているのでしょうか?
渡辺:
アタッカーが育っていないことに関しては、我々も課題だと捉えています。アカデミーについても、トップチームと同じように、今までと同じことを続けているだけではいけないという認識を持っております。周りのクラブや高校も日々試行錯誤されていますし、育成方法ももう一度見直す必要があると考えています。アカデミーから大学へ進学した選手については、筑波大の会津選手、順天堂大の浮田選手、中央大の上島選手など、非常に活躍していますし、当然補強のリストにも挙がっています。チーム状況と彼らのパフォーマンスをしっかりと見極めて、考えていきたいと思っております。
質問者:
今シーズンの目標である「勝ち点60、得点60」ですが、昨シーズン得点60を達成したチームはいずれもタイトルを獲得したチームです。得点60には昨年の49からプラス11点が必要ですが、移籍してしまった選手が取った分を差し引くとかなりの上積みが必要です。優勝するチームは2桁得点をする選手が何名か出てくるものですが、今年獲得した選手に期待する部分や、昨年から在籍している選手に期待する部分をお話し頂きたいです。
渡辺:
ディエゴ選手、武富選手、大津選手が移籍して、江坂選手、瀬川選手、山崎選手が加入しました。もちろん彼らへの期待は大きいですし、各々に頑張って貰いたいと思っています。ただ、一人の選手が飛び抜けて得点を挙げるというよりは、サッカーはチームスポーツでもありますので、チームとしてどう崩していくかが大事だと考えています。昨年の話をすると、サイドからの攻撃が多かったのですが、裏を返せば、サイドに偏ってしまったという見方も出来ます。その反省から、中央からの崩しやセットプレーなど、攻撃のバリエーションを広げて得点を増やしていこうという話を、監督やコーチングスタッフとはしています。
質問者:
U-18の新監督がアカデミー出身の山中監督になりました。アカデミーのコーチングスタッフの配置換えについて、戦略や意図を教えてください。
渡辺:
先程の話にもあった通り、少し厳しい言い方になりますが、アカデミーの育成方法は改めて見直さなければいけない時期に来ていると考えています。おかげさまで今世間からは、レイソルのアカデミーは評価を頂けているのではないかと思っています。ただ、そこに甘んじることはとても危険だと考えています。新たに取り込むもの、創り出すものが必要だと考え、この体制としました。山中監督は、たしかに経験は少ないかもしれませんが、若い力に期待したいと思っています。
質問者:
レイソルのディフェンスラインは、技術こそあるが、弾き返すなどの強さが足りないのではないかと思います。パク選手の獲得はその点を補う意図だと思いますが、ディフェンスラインの強化をどう考えられていますか?
2つ目に、ミドルシュートが少ないので、相手としては守りやすいのではないでしょうか。
最後に、天皇杯の準決勝を観戦しましたが、終盤の足が止まってきた時間帯で交代カードが1枚残っていました。試合後、チームとは反省点などの話をされたのでしょうか?
渡辺:
最終ラインについては、ご指摘の通りだと思います。組織で守ることは比較的得意な選手たちが多いのですが、個の強さや高さ、局面で止める、弾き返す、ということに関しては少し物足りなさを感じています。大型FWを擁するチームと戦っていくことを見据えて、パク選手を獲得しました。ただし、力に対して力で対抗するだけではなく、グループで守っていくこと、ボールを保持して守備の時間を減らすことも我々が大事にしている部分であります。その考え方は継続していきたいと思っております。
思い返すと、昨年ミドルシュートを決めたのは手塚選手くらいでしょうか。もう少し増えれば、スペースも出来てくると思うので、チャンスがあれば狙っていきたいと思います。
天皇杯の交代について。毎試合後に監督とは話をしています。采配の最終ジャッジは監督がするもので、そこは尊重したいと思っていますが、こちらからも感じたことは意見として伝えています。
質問者:
昨シーズンはホームの川崎戦やアウェイの鹿島戦など、先制しながら勝ち切ることが出来ませんでした。80分以降の失点やアディショナルタイムでの失点が多かったと思いますが、それは選手交代や補強で補えるものでしょうか?
もう1点、岩瀬コーチには今季アカデミーヘッドオブコーチという肩書が付きました。渡辺毅アカデミーダイレクターとの関係性を教えて頂きたいです。また、岩瀬コーチは昨年S級ライセンスを取得されましたが、今年はS級取得予定者がいないようです。今後のプランはどうなのでしょうか?
渡辺:
終盤での失点については、まさしく昨年の大きな反省点であり、監督やコーチと日々対策について話をしています。これをやったら、必ず失点が無くなるといった魔法のようなものはないですし、一つ一つの問題点を洗い出して修正していくことが大切です。それはまさに選手交代であったり、最後まで走り切ることのできるコンディショニングであったり、精神面など色々な側面からアプローチをして、しっかり改善をしていきたいと思っています。
アカデミーの体制については、岩瀬をトップに置いています。岩瀬はアカデミーで指導経験を積み、一昨年はアカデミーダイレクターを経験しました。トップチームで活躍出来る選手を育成していくことがアカデミーの一番の目的ですので、トップチームのヘッドコーチを経験している岩瀬をトップとアカデミーのつなぎ役として考えています。
ただ、彼はトップチームの活動が優先になり、アカデミーの全てを見ていくことは難しいので、アカデミーダイレクターの渡辺としっかり連携を取りながらやっていきます。
S級ライセンスについては、今年は取りに行く者はおりません。希望者は数名いたのですが、今年に関しては希望者が担当カテゴリーを持つこともあり、時間的に行かせることが出来ませんでした。来年以降はまた改めて検討してまいります。
質問者:
秋野選手のレンタル移籍延長についての経緯を教えて頂きたいです。
また、今年獲得した小泉選手は流通経済大柏高出身ですが、地元の高校や大学から選手を獲得する方針を新しく採用されたのでしょうか?
渡辺:
昨年、秋野選手からは環境を変えて成長したいという申し出がありました。昨シーズンが終わって本人とも話をしましたが、レイソルに帰ってきたい気持ちはもちろんあるが、外を経験する意味でもう1年湘南で戦いたいということでした。
その一方でクラブの戦力を考えたとき、ボランチは大谷やキムボギョン、ベテランの栗澤や細貝もおり、今回小泉も加入しました。手塚ももうすぐ復帰が出来そうなところまで回復しており、かなり層が厚いという状況もあります。本人とも話し合いをしたうえで、最終的には延長を選択しました。
小泉選手の件は、流通経済大学柏高校との関係性についてという意味合いでしょうか?
質問者:
地元に対して愛着のある選手は比較的採用しやすいのではないかと思います。ユースに限らず、地元の高校や大学の選手を獲得する方針が新たに確立されたのでしょうか?
渡辺:
高校や大学の選手を全く見ていないかと言われれば、決してそうではないのですが、これまでもユースからの昇格を優先して考えてきております。大学や高校からも良い選手が出てきておりますので、今後の方針についてはしっかり検討していきたいと思います。
質問者:
昨シーズンは理念強化配分金が1.8億円入ってきましたが、その使い道を教えてください。
田中:
理念強化配分金については、具体的な用途計画をリーグに申請して許可が下りてから入ってくる仕組みになっております。どの費用をそこに充てるかということについては策定中です。
質問者:
湘南ベルマーレに秋野選手と小林選手がレンタル中ですが、成長のために外部に出ていくということは、レイソルにないものを湘南が持っているということではないでしょうか。それに対して内部の方はどう考えられていますか?
渡辺:
私自身の考えとしては、レイソルでも十分に成長出来ると思っていますし、ここで勝負して欲しいという思いがあります。ただ、選手の考えは尊重しなければいけないと思っています。
質問者:
今季は5人の外国籍の選手がおりますが、差し支えない範囲でプレーオフ、本選の選手登録について教えて頂けませんか。
あと今のレイソルは4-4-2、4-3-3をベースに戦っていると思いますが、時には3バックを採用するのも面白いと個人的には思います。また、昨年はブラジル人選手を3人先発させて、途中で変化を加えたいとなった時にアクセントになる選手がいないというようなシーンもありました。戦い方の部分についてチーム内で検討されていることがありましたら、可能な限りで教えて頂ければと思います。
渡辺:
外国籍枠については、監督を含め、非常に頭を悩ませています。まずプレーオフはパクジョンス選手が外れることになります。彼は元日までプレーをしておりキャンプも途中合流をしたため、準備期間が短いことを考慮しての判断です。本戦に出場した場合については、状況を見ながら決めていくことになると思います。
システムや戦い方は、様々な場面を想定して、その中で一番良い選択というものをしていくことになります。3バックも当然選択肢の中には入ってくるものと思います。
質問者:
小林祐介選手が好きだったので、湘南に移籍してしまったことがショックでした。先程、選手の希望を尊重するというようなお話がありましたが、手塚選手が復帰したとき、自分の出番がなくなることを危惧して移籍を希望したのか、もしくはクラブの誰かが移籍を後押ししたのか、どちらでしょうか。
あと澤選手も大好きなので、戻ってきてくれて凄く嬉しいです。澤選手のチームの中での立ち位置を知りたいと思います。選手の補強や放出に際して、監督が中心になっているのか、強化部やコーチングスタッフの意見もあるのか、その辺りのお話を聞かせて頂ければと思います。
渡辺:
レンタル移籍に関しては、色々なパターンがあります。クラブから経験を積みに行ってみたらどうか、と話をさせて貰うこともありますし、選手の方から申し出があるケースもあります。
小林選手に関しては、私からはレイソルで勝負して欲しいという話をしました。本人の言葉をそのまま伝えさせて頂くと、「プレーの幅を広げる為に外での経験が必要だと思っているので、是非行かせて欲しい」という、かなり強い意志でした。契約がありますので、無理やり残ってもらうことも出来なくはありません。ただしそれは、お互いにとって良いことではないので、最終的にはレンタル移籍という形を取りました。
澤選手については、年始に移籍加入を発表しましたが、凄く人気があるな、と改めて感じました。彼はメンタルがしっかりしており、彼の持っている戦う姿勢や優勝したときの経験が、若い選手が多い現在のチームの中で、必ずプラスになると考えています。年齢は重ねていますが、パフォーマンスも十分に通用するという判断をして獲得しました。
選手獲得に関しましては、強化部からこの選手はどうでしょうか、と提案をするケースもありますが、出来る限り現場の意向に沿って動くという方針には変わりありません。
質問者:
武富選手の移籍については、皆さんかなりのショックを受けたと思います。こういうことになってしまった経緯を教えて頂きたいです。契約年数の公開は難しいとは思いますが、スタメンであまり起用されていなかった印象もありますので、言える範囲でお話し頂けないでしょうか。
渡辺:
武富選手の移籍は、「フロントは何をしているんだ」というご意見が多かったと思います。年末の天皇杯敗退が決まった後に浦和さんからオファーが届きました。当然の如く、今年もレイソルでプレーしてほしいという話をしておりましたし、契約も残っていました。契約で設定している違約金を浦和さんが支払うということで、最終的には完全移籍で成立しました。彼は、昨年二回ほど怪我をしてしまって、コンディション面からスタメン起用は難しく、途中出場が続いた時期もありました。ただ、クラブとしては大切な戦力だと考えており、残って欲しいという思いは強かったのですが、本人の意思は変えられないものだなと、今回改めて思い知らされました。
質問者:
目標設定は大切だと思いますが、なぜ目指すところが勝ち点60なのでしょうか。僕らとしては優勝を目指して応援したいですし、戦力も補強したので、より高みを目指して欲しいです。勝ち点60に設定した背景を教えて欲しいと思います。
渡辺:
昨年もスタートの時点で勝ち点60、ACL出場権獲得という目標を立てました。シーズンの途中で勝ち点70に上方修正したのですが、70という数字は簡単ではないと改めて感じました。だからという訳ではないのですが、まずは勝ち点60という目標をもう一度目指してしっかりと達成出来るように、一試合一試合戦っていこうという思いがあります。
質問者:
昨年はJ2から上がってきたセレッソ大阪が、2つのタイトルを取りました。レイソルも2011年にJ2から上がってきてJリーグのタイトルを取りましたが、ユンジョンファン監督は2部練習だけではなくて、早朝練習をすることもあると聞いています。アディショナルタイムに失点が多いことや、シュートの本数が少ないことも、全てにおいて気持ちの方が負けているのではないかと思っています。なぜレイソルはこの数年、2部練習をやらなくなってしまったのでしょうか。本当にこの練習量でタイトル取れるのかなという危機感を持っています。その辺はどうお考えでしょうか?
渡辺:
大事な場面で力が出ないのは、精神的な部分が不足しているのでは、ということは我々も考えています。精神面を鍛えるという意味では2部練習もひとつのやり方だと思っています。しかし、今カタパルトというトレーニングやゲーム時の負荷を数値で測定する科学的なシステムを取り入れて、ケガのリスク回避や疲労のコントロールに取り組んでいます。試合に出ている選手、出ていない選手で負荷も変わってきますし、ベテラン選手、若い選手で負荷のかけ方は変えていいと思っておりますので、例えば若い選手は練習量を増やすなど、臨機応変に考えていきたいと思っています。
大重:
ここからはチームに関するもの以外のご質問を承りたいと思います。
質問者:
取手市から来ています。私はサッカー少年団のコーチをやっており、自分の子や、チームの子を連れて試合を観にくることがあります。鹿島アントラーズは茨城県の小学校に無料チケットを配っていることがありますが、取手は柏の方が近いので、レイソルの試合を観戦し、レイソルを好きになって貰いたい。これはお願いですが、少年団単位でも構いませんので、取手でも無料招待やサッカー教室などの活動をやって頂けないでしょうか。他県ですが、他県と思わずにしっかりとフォローをして頂きたいなと思います。
田中:
ありがとうございます。非常に嬉しいお話ではあるのですが、レイソルは柏市をホームタウンに登録して、その周りの7市(松戸、流山、我孫子、野田、印西、白井、鎌ケ谷)を活動区域としています。茨城県は鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホックの活動区域になっておりますので、茨城県での活動はその2クラブの承諾が必要となります。柏市とホームタウンエリアの7市には小学生無料招待事業を実施しているのですが、Jリーグがホームタウン制を敷いている以上、県をまたいでの活動は中々難しいのが実情です。私どもとしても、取手市や東京都の足立区、葛飾区などのエリアにお住いのファンクラブ会員が多いことは当然認識しています。心苦しいのですが、こういった背景があることをご理解頂ければ幸いです。無料ご招待は出来かねますがチケットを団体扱いでご用意させて頂くことは出来ますので、少年団などで観戦を頂く際には是非ご相談ください。
質問者:
スタジアム運営で2点あります。一つは喫煙場所、二つ目は客席での迷惑行為についてです。
私は25年前にタバコをやめまして、それ以来タバコの煙を吸うと胸が苦しくなることがあります。いつもはSS席で観戦しているのですが、動線が一つしかなく、試合終了後は大勢の方がタバコを吸われるので、息を止めてそこを通過しております。社会生活上、このようなことは多々ありますが、そういった意見を持つ人が一人でもいるということを認識して、愛煙家、嫌煙家が共存して快適に過ごせるスタジアム運営を考えて頂ければと思います。
2つ目に、昨年10月大雨の中での川崎戦は、最後に同点弾を決められて終わってしまいました。私の近くの席にはムードメーカーのようなサポーターの方がいるのですが、あまりに衝撃的な試合展開だったためか、その方は持っていたビニール傘を振り、椅子を蹴って座席が壊れてしまいました。最後はお知り合いの方が肩をたたくと我に返ったようでした。今後そういうことで周囲の方がケガをしないように、例えば場内放送などで注意喚起をするなどはいかがでしょうか?ゴール裏は警備の方も多いのですが、メインスタンドにはあまりいないようですし、今まで以上に良く見て頂く必要があるのかなと思っています。
河原:
昨年、第一回目の意見交換会の中で、喫煙所から煙が流れてくるというご意見がありました。本日、スタジアムに来られて気づかれた方もいるかもしれませんが、メインスタンド側の喫煙所に分煙環境を整えるためのパーテーションを設置いたしました。また、喫煙所エリアのサインを明確にして、灰皿も新たに設置しています。100%の分煙にはなっておりませんが、タバコを吸われる方に向けてよりエリアがしっかりとわかるように改善をさせて頂きました。
バックスタンド側の喫煙所も、混雑でご不便をお掛けしておりましたが、出入り口の導線を拡げ、メインスタンドと同様にサインや灰皿を新たに設置しています。これまで「スタジアムは完全禁煙を」というご意見も頂いておりますが、まずは現状の改善を試みております。1/30ACLプレーオフから運用を開始いたしますが、実際にご利用されてみて、喫煙される方もそうでない方もご意見を頂ければ今後の参考とさせて頂きます。
2つ目の川崎戦の件ですが、試合後にその方からは事情を聴かせて頂きました。非常に反省されていたのですが、傘の件については確認出来ておりませんでした。試合中の警備について、柏熱地帯側は警備員も多くいるのですが、メインスタンド側は手薄だという印象を持たれているのかと思います。巡回警備はしておりますが、ご観戦中に皆さんが気づかれたことがありましたら係員やボランティアの方にお知らせ頂くと、こちらにも無線で情報が展開されます。ご希望はそこもクラブが先に拾ってください、というお話になるかと思いますが、決して潤沢には人がおりませんので、見逃せないことがあれば係員やボランティアの方にお声掛け頂ければと思います。より安全なスタジアムづくりを心掛けてまいりたいと思います。
質問者:
私は数年前まで北柏に住んでいましたが、3年前から柏の葉キャンパスに移り住んでいます。結構距離もありますので、負けた試合はバスを2本乗り継いで帰るのは辛いものです。つくばエクスプレス沿線にはレイソルファンが少ないと思います。柏の葉キャンパスや柏たなか、流山おおたかの森などのエリアには子連れ世帯も多いですが、レイソルの認知度が低いように感じます。イベントを増やして頂ければレイソルの黄色が増えてくるかと思うのですが、いかがでしょうか。
田中:
その点に関しましては、完全に私どもの営業不足で、申し訳ございません。柏の葉や流山おおたかの森などは新しいマンションが増え、人口が増えていることは行政の担当者の方とも会話をしております。先程小学校へホームゲーム無料招待のご案内をしていると申しましたが、意図は2つあります。1つは地元の皆さんにスタジアムに来て応援をして頂くこと、もう1つはその案内を目にすることで、ここ(日立台)で試合をしているということを知って頂くことが目的です。土台作りをさせて頂いております。
街を黄色くするという点では、ファン・サポーターの皆様のお力を借りてポスター配布を「イエロー作戦」として行っています。実はそれも、以前実施しておりましたイエローハウスの中でファン・サポーターの皆様から頂いたお声から始まったものです。そういった活動をもっと広げていけるように、行政担当者の方とも対話をしながら、頑張ってまいりたいと思います。貴重なご意見ありがとうございます。
質問者:
ネーミングライツについてお聞かせください。非常に驚いたのですが、今回の背景を教えて頂きたいのと、契約金額については教えて頂けないのでしょうか。また三協フロンテアさまがユニットハウスなどの販売を手掛けていることから、柏サッカー場に対してプラスの影響はあるのでしょうか?
田中:
今回の経緯ですが、当初はネーミングライツが目的ではありませんでした。三協フロンテアさんは、昨シーズンもスタジアムでCM放映を頂くなどご協賛を頂いておりました。2018シーズンからユニフォームの鎖骨部分の広告枠が解禁されたことを受け、私どもも是非地元の優良企業である三協フロンテアさんにお願いをしたいと、一番にお声掛けさせて頂きました。ユニフォームスポンサー契約をご検討頂けることになったのですが、今季はユニフォームデザインの変更がないことから、規定サイズより広告スペースが少し小さくなってしまうという実情がありました。そこで、認知度を高めたいという先方のご意向もあったことから、ネーミングライツを追加でご提案させて頂きました。それが効果的であるとのご判断を頂き、契約締結に至りました。契約料金については、非公表とさせて頂きます。契約期間は3年間の契約を頂きました。
契約料の使途として皆さんがご期待されていることは、事前に頂いたご意見の中にも多かったスタジアムの改修費などかと思われますが、従前より売上高の中から、少しでも多くの費用をチーム人件費に投入するというスタンスは変わっておりません。売上が増えた分、更にチーム人件費が増えていくと捉えて頂ければと思います。まずは強いチームを作っていきたいという考え方に変わりはありません。
とは言え、練習場に併設されているトレーニングハウスも、実は三協フロンテアさんの製品です。そういった分野で、今後もお力を借りるということはあるかもしれないと考えております。
質問者:
ありがとうございます。柏サッカー場の価値を地元の企業さんに認めてもらえたということは非常に素晴らしいことだと思います。三協フロンテアさんでは喫煙所をユニットハウスで作るということをされているようですし、雨の日の対策も三協フロンテアさんの製品や技術を活用頂けないのかとも思っています。サッカー場における活用方法について、お互いがアイデアを出し合いながら進めていけば、より三協フロンテア柏スタジアムの価値が上がっていくのかなと思っています。
田中:
ありがとうございます。お互いに必要なことがあれば、協力し合っていければと思っております。皆さん、レイソルと三協フロンテアさんをどうぞよろしくお願いいたします。
質問者:
私は昨年もこの会に参加させて頂きましたが、すごく少ないスタッフで、チーム強化を重視されている中、残った予算とマンパワーでファンサービスやイベントを増やしたり、アソシエイツ会員やスポンサーも増やしたり、努力されていると捉えております。昨年の意見交換会の内容を踏まえて、今シーズンはチーム強化以外のどこに力を入れたいと考えているのか教えて頂けますでしょうか。あとそれに付随してアソシエイツが今どれくらいの会員数なのか、ホームタウンエリアでどれくらい人数がいるのか、どういう世代が多いのかなど、とても興味があります。
もう1点、昨年は年間を通じてホームゲームに合わせて新しいグッズを販売されていましたが、私も妻も財布の紐を緩めてたくさん買ってしまい、家の中がイエロー大作戦のようになっています。グッズはどういう世代をターゲットにしているかなど、コンセプトがあればお聞かせ頂きたいです。
最後に、大重さんが書かれる試合前日と当日の日立台広報日記がとても好きです。試合に臨むチームの意気込みや、試合が終わった後のレポートも凄く気持ちが伝わります。昨年あたりからインスタグラムやYouTubeのチャンネルでの動画配信が増えており、学校訪問活動レイソルしま専科などのイベントも動画で流されていて、普段見られない選手の表情などが見られるので有り難く思っています。他チームと比べて今のレイソルの広報はどういった自己評価なのか、どこを伸ばしていきたいかなど、今後のスタンスについても教えて頂けますでしょうか。
河原:
先程、田中からも話がありましたが、チームに注力していくという柏レイソルとして根本のスタンスは変わっておりません。ただ、昨季から少しずつではございますが、試合時のイベントなども増やしてまいりました。今季はアソシエイツ発足10周年を迎えることが出来ましたので、昨年のこの会でアイデアを頂きました食堂ピアノの開放など、新しい企画も実施する予定になっております。
会員数ですが、昨年は目標としておりました1万人を達成することが出来ました。今季は、既に昨年の会員数に近づいております。年間シートの席数も昨年実績を上回っている状況です。早い時期から皆様の応援しようというお気持ちが数字に表れていると嬉しく思っております。
【※補足】
2016年アソシエイツ会員数:9,974名
2017年アソシエイツ会員数:10,102名
2018年アソシエイツ会員数:9,123名(2018年1月27日時点)
田中:
グッズにつきましては、これまではレイソル色を強く打ち出した商品、エンブレムやロゴが大きく入っているものが主流になっておりました。ただ近年、お客様の中にはレイソル色があまり強くない、普段使いが出来るものをお求めの方が多くいらっしゃるとの声が届いておりました。現在、KAMOさんと一緒にグッズの制作販売をやっておりますが、なるべくお客様目線で、日常から皆様にお使い頂けるグッズも作っていきたいと、KAMOさんの方ともお話しさせて頂いております。
一方で商品化に関しては、Jリーグが定めたルールがございます。レイソルはグッズが少ないと言われることもあるのですが、原則ルールに則って作っているというのが現状です。
大重:
いつも広報日記を読んで頂きありがとうございます。すごく励みになります。今の時代はSNSなど、クラブのことを伝える手段がたくさんありますので、それを有効に使っていくことを考えております。
先程、ターゲット層についてのお話もありましたが、ここにお集まりの皆さんも30代から60代の男性が多いかと思います。実際、レイソルに限らずJリーグ全体でもその年代の方が多いというデータがございます。
一方で、若年層や女性へのアプローチを考えた際、今はSNSが非常に有効な手段であると捉えております。クラブとして、出来るだけチームに投入する費用に回していくという方針がある中で、幸いにも昔ほどお金を掛けずに宣伝することが出来る時代になってきました。何をアップすれば、どういう方が喜んでくれる、レイソルや選手たちに興味をもってもらえるかということも考えながらコンテンツをお届けし、広報活動に役立てていきたいと思います。
質問者:
これまでの意見交換会でも何度か話に出ているかと思いますが、屋根を付けて頂くことは出来ないのでしょうか。昨年の川崎戦は台風が直撃して、あまりにも雨がひどく、試合後に風邪を引いて会社を休んでしまいました。その試合はチケットも完売していたと思いますが、バックスタンドは半分くらいしか埋まっていませんでした。天候によって入場者数が変わるというのはクラブにとっても打撃ですし、屋根は大切だと思います。
田中:
今日のこの会を開くにあたり、屋根のお話は覚悟していたのですが、計画はまだ出来ておりません。私どもとしても屋根は付けたいと思っておりますが、現段階では具体的な計画には至っていない状況です。雨の中試合観戦を頂く日は本当に心苦しく思っておりますし、さらに川崎戦のような試合展開では余計です。当日券が残っている状況の中で雨が降ってしまうと、売れ行きにも影響がありますので、まずは前売りで完売するような状況を多く作っていきたいと考えております。
質問者:
勝った試合ほど映像を見返したくなるのですが、空席が多いと残念な気持ちになります。雨だから行くのをやめようと思われるスタジアムではなく、雨でも行きたいと思われるスタジアムに仕上げて欲しいと思います。
次にカレンダーの件です。4月スタートにしてはどうでしょうか。移籍してしまった選手を見るのは悲しいです。表紙に新体制発表会の写真を使用したり、シールで試合日程を貼れるようにして頂いたり、工夫頂けないでしょうか。
最後に、手荷物検査からチケットもぎりまでの距離を縮めて頂きたいです。せっかく並んでいてもそこで追い抜かされてしまうことがあります。
質問者:
それに付随して、ワンタッチパス(ICカード)と紙チケットの列が混在しているので、それを分けることは出来ないのでしょうか?
河原:
同じように感じていらっしゃる方はおられますか?
質問者:
キックオフ直前は手荷物検査、チケットもぎりにものすごく時間が掛かります。もう少し人を増やすなどの工夫をして頂いて、スムーズに入れるような配慮が欲しいです。
河原:
手荷物検査は警察の指導もあり、しっかりとやらせて頂いております。少しストレスをお掛けしているかもしれませんが、昨今のテロ対策もございますので、ご理解を頂ければと思います。人員体制については、ご意見として持ち帰らせて頂ければと思います。
ワンタッチパスと紙チケットのゲートを分けてしまうと、ワンタッチパスの方が紙チケットの方を追い抜いてしまう場面が出てくるかと思います。紙チケットの方はそれを許容出来るものなのでしょうか?
質問者:
年間シートを買っているプライオリティーがあると思います。
河原:
それは、年間シートの専用レーンを作って欲しいということでしょうか?ということであれば、年間シートでも紙チケットの方がいらっしゃいます。ワンタッチパス専用レーンを設けるのか、年間シートの優先レーンなのか、検証は必要かと思います。
質問者:
今のご意見は自由席の方がほとんどだと思います。年間シートで紙チケットの方がいらっしゃるとのお話でしたが、自由席の方もいらっしゃるのでしょうか?
河原:
自由席の方も中にはいらっしゃいます。
質問者:
それでは難しいですね。分かりました。
開場時間は昨年の意見交換会で挙がった意見を取り入れて頂き、3時間前になりました。これについては、どのような反響なのでしょうか。私は柏熱地帯で観戦しているため、応援が始まるキックオフ1時間前までの2時間、少し長いなと感じてしまうときもあります。イベントがある日は楽しめて良いのですが、お酒ばかり飲んでしまいますね。
河原:
開場時間を早め、アソシエイツ会員向けのイベントや芝広場の開放などを増やしたことに関しましては、ご好評を頂いております。時間が長すぎるというようなご意見も確かに耳にはしていますが、グッズや飲食売店の売り上げも大変伸びております。昨年から3時間前の開場を導入させて頂きましたが、これが正解とは限らないと思っておりますし、様々なご意見をお持ちの方がいらっしゃるとも思っておりますので試行錯誤しながら、良い形を見つけていければと考えております。
話は変わりますが、今季平日のナイトゲームについては19時30分キックオフに変更いたしました。昨年の意見交換会で、お仕事が終わってから柏に向かわれることを考えると、少しでもキックオフ時間が遅い方が良いというご意見があり、トライしてみました。皆様からのご意見も承りながら、より多くの方にお越し頂ける環境を模索していきたいと思っております。
田中:
カレンダーの件は、すみません。1月が移籍してしまった選手ばかりになってしまいました。この場をお借りしてお詫びいたします。
カレンダーは、余白部分に社名印字をさせて頂き、法人の皆様にも販売をしております。部数をまとめて制作することによって値段を抑えられており、他クラブに比べて比較的安価でご提供出来ている現状がございます。日立グループの企業やスポンサーの皆様、地元企業の皆様にも多数お買い求め頂いておりまして、年末のご挨拶まわりでご活用頂いていることから、1月スタートのカレンダーになっております。4月スタートというお声もありましたので、検討はさせて頂きたいと思います。
質問者:
先程屋根は今のところ検討していませんというお話でした。今年一年、屋根以外の部分で改修の予定などがあれば、教えて頂きたいと思います。
先程グッズはルールに則った形でやっているというお話がありましたが、ACLの開催規約の部分はグレーなところがあると思います。100%クリアしているかと言うと、そうではないと思います。そこはどう考えられているのでしょうか?
田中:
スタジアムを大きくしていくという計画は現時点ではないのですが、修繕については継続的にやっていきたいと考えております。
河原:
スタジアムの開催規定はクリアしています。ACLの規定は数年に一度見直されていて、背もたれの高さについての記載は現在削除されており、個席の座席で5,000席以上のスタジアムで開催という内容になっております。問題なく開催出来るものだと思っております。
質問者:
決勝もここで出来るのでしょうか?
河原:
実は、過去のACLでも、決勝戦の会場として日立柏サッカー場を申請して許可がおりています。今年はまだ本選に進んでおりませんので、今のところ申請はしておりません。規約の中には、決勝戦はAFCが承認した4万人収容のスタジアムを使用する旨の記載があるのですが、特別な理由でAFCが承認すれば開催が出来るという但し書きがあります。
質問者:
改修しない限り、柏熱地帯の1Fは閉鎖になってしまうのでしょうか?
河原:
立見席は席として認められないことから、使用が出来ないという状況です。
質問者:
他のスタジアムではファミリーシートのような席があり、アウェイゲームで利用したことがあります。日立柏サッカー場の座席は、隣の方と肩がぶつかってしまうこともあり、少し窮屈です。スタジアム改修の予定がないことは分かったのですが、例えばヨネックスシートをファミリーシートにして頂く、SS席の1ブロックだけでも背もたれ付のイスに変えて頂くなど、検討頂きたいと思います。
河原:
ありがとうございます。ご意見として承らせて頂きます。
質問者:
私は2年連続で新体制発表会の抽選に漏れてしまいました。そのあとにチケットがオークションに出品されており、非常に残念な気持ちになりました。天候の問題もあるかと思いますが、昼間であればそれほど寒さも厳しくないと思いますので、是非スタジアムで開催頂けないでしょうか。
2点目に、最近は柏市の原付バイクのナンバープレートや年賀状にレイくんが採用されており、とても良い取り組みだと思います。ただ、市内を見渡すと、あまりレイソルのポスターを見かけないような気がします。一般家庭だと、ポスターはサイズ的にハードルが高いようにも思えますので、ステッカーはどうでしょうか?お金が掛かる話ですが、検討頂きたいと思います。
河原:
新体制発表会につきましては、毎回たくさんのご応募を頂いております。今回はご承知の通り、天皇杯決勝の結果によって開催日を2パターンで設定させて頂きました。まず何よりも優先しなければいけないのが、チームのキャンプインの日程でして、その前夜に新加入選手に集まって頂きました。来たくても来られない方が大勢いらっしゃることは大変申し訳なく思っておりますし、募集に際してもご案内が直前となりご不便をお掛けいたしました。
開催場所については、選択肢の中のひとつとしてスタジアムもゼロではありませんでした。ただし、先程申し上げましたチームスケジュールの都合、夜の開催となりましたので屋内での開催ということになりました。柏市内では、柏市民文化会館が一番大きな会場になります。状況については、ご理解頂ければと思いますが、多くの方にご覧頂きたいという思いは同じでございます。
ポスターが一般家庭に行き届いていないのではというお話でしたが、行政サイドともご相談しながら、良い形を探していきたいと思います。ステッカーというご意見も良いヒントになりました。ありがとうございます。
質問者:
新体制発表会はライブ中継出来ないのでしょうか?例えばパブリックビューイングのように、別の会場で映像を流して頂くなど工夫は出来ないでしょうか?
大重:
まず、インターネット回線の問題がございます。スマートフォンを使ったSNS上でのライブ配信で良しとするのか、それともカメラや音声など「放送」に近い体制でやらなければいけないのか。施設のインターネット回線に制限があり、長時間の安定した映像配信は難しいことから、昨年、一昨年ツイッターやフェイスブックを使って部分的に配信をさせて頂き、翌日にyoutubeにて配信をさせていただきました。もちろん十分なクオリティではないと考えておりますが、より良い映像をお届けするためには体制を整えなければいけませんので、今後も検討していきたいと思います。
質問者:
レインポンチョなど定番商品が欠品している状況が昨年の秋口くらいから続いていると思います。常に需要がある商品だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。そして先程、平日ナイトゲームのキックオフが19時30分になるというお話でしたが、ハーフタイム以降に割引されるようなチケットの販売はないのでしょうか?
田中:
ポンチョが欠品していることは我々も認識しておりまして、大変申し訳なく思っております。ポンチョについては、制作の最少ロットが莫大であること、また原価費の高騰があり、導入のタイミングを双方が見誤ってしまったという状況です。お客様からのそうした声はKAMOさんにも我々にも届いておりますし、常時お取扱い頂けるように引き続き交渉はしていきたいと思います。
河原:
ハーフタイム以降の割引は昨シーズンも実施させて頂いております。今年のご案内はまだ出来ておりませんが、引き続きお客様のご要望にはお応え出来ればと思います。
質問者:
アカデミーのグッズ販売はありますでしょうか?数年前にユニフォームストラップが販売されたこともありましたが、アカデミーのユニフォームも受注販売頂ければと思っております。また、今年はワールドカップ中断期間もありますので、そこでU-18やU-15の公式戦を是非スタジアムでやって頂けないでしょうか。
田中:
アカデミーグッズについては以前一度販売したことがありますが、その時限りになっております。検討させて頂きたいと思います。
河原:
U-15、U-18の公式戦については、まだ全体のスケジュールが出ていない状況ですし、アカデミーの担当者とも話し合っておりませんので、現場が希望するのかということもございます。スタジアムはクラブの持ち物ではありますが、基本的にはトップチームの試合会場という認識でおります。U-18に関しては、プレミアリーグやJユースカップなど例年通り数試合は開催するのではないかと思います。
質問者:
ビジター自由席のチケット価格が他のクラブと比べても安いと思うのですが、値上げしたりしないのでしょうか。あとバックスタンドのビジター寄りの席に相手チームのサポーターが紛れていることがあります。取り締まったりは出来ないのでしょうか。
河原:
まず、今季からビジター自由席の価格は値上げして、ホーム側と同じ価格にさせて頂きます。AL席でのビジターサポーターの混入は完全に防げるものではないと思っております。ただ、ビジターチームの応援は出来ない、ビジターグッズやビジターカラーは着用出来ないという観戦ルールを設けておりますので、そこについては改めて徹底をしたいと思っております。昨年は、AL席にレイソルを応援する方を招待するというやり方を試みました。ビジターサポーターが多数ご来場されることが予想される試合に関しましては、事前にリサーチをして、警備体制を整えるなど、トラブルを防ぐようにしております。まずは選手たちが安全にプレーをし、お客様が安心して試合観戦が出来るようにということが心掛けているところです。今後も細心の注意を払ってまいりますし、お客様でお気づきのことがありましたらお知らせ頂ければと思います。
質問者:
まず1点目にACLのホームゲームで立見席が閉鎖になりますが、普段の試合で掲げられている大幕で覆ったりできないでしょうか。2点目は、スタジアムの看板が一部空いているのがみすぼらしいと思います。空けておくのであれば暫定的に日立製作所の看板を入れたりはできないでしょうか。3点目は、映像装置が古いままです。他のスタジアムは新しくされていたりしますが、日立台はどうなのでしょうか。最後に、ドゥドゥ選手は登録抹消されていますが、キャンプに参加しているようです。どういう契約の位置づけになっているのでしょうか。
河原:
まず柏熱地帯1階ですが、ご案内しているACLの観戦ルールのとおり、横断幕の掲出エリアとしております。そこにサポーターの方が何か準備されていると聞いております。アウェイ側も同じように掲出予定です。映像装置は、現時点でいつ頃更新するということは決まっておりません。
田中:
スタジアム看板が空いている箇所があるのはご指摘の通りです。ゴール裏両サイドの緑のカバーで覆っている部分に関しては、あえて入れておりません。理由として、そこはJリーグのトップパートナーの枠でして、リーグが想定している上限の企業数に達していないので空いております。空いている期間は、クラブスポンサーの看板を入れることも出来るのですが、Jリーグのパートナーが増えた際には外さなければいけないというルールもあり、空けた状態にしております。バックスタンドやゴール裏の上部については何枚か空いているのですが、セールスをしている以上、そのようにはしておりません。
スポンサーが減っているのではと懸念されておられるかと思うのですが、広告収入は上がっております。皆様にご心配をお掛けすることのないよう、引き続きセールスをして、スタジアムの看板を埋められるように努力してまいりたいと思います。
渡辺:
ドゥドゥ選手ですが、昨年の5月に大きなケガをしてしまいました。そのリハビリをレイソルで行っています。外国籍枠はすでに5枠埋まっておりますので、ケガが完治した時点で、プレーする場所を探していくことになります。現時点では、まだ決まっておりません。
質問者:
また新体制発表会の話になりますが、私も2年連続で外れてしまい、知り合いの人では4、5年連続当たらなかったという人もいます。昨年の模様を見たのですが、空席が多く見受けられ、当たらなかった側としては、非常に残念でした。もう1点は、トレーニングマッチも出来ればスタジアムで実施して欲しいです。
河原:
新体制発表会ですが、確かに昨年そのような状況がありました。ご家族などで申し込まれ、重複して当選した場合などキャンセルをする方もいらっしゃるということで、今年は期限までに引取りがなかったチケットを先着順で再受付しました。1人でも多くの方にチャンスが増えればということで、今回新たな取り組みをさせて頂きました。
トレーニングマッチでのスタジアムの使用については、チームの要望やピッチのメンテナンス状況もありますが、使えるときは使っていければと思います。
質問者:
先程スポンサーの話がありましたが、他のクラブに比べてレイソルは少ないかと思いますが、どうお考えでしょうか。
あと、柏駅から日立台まで歩くと、やはり子供連れには大変です。帰りのバスも本数が少なく、アウェイのサポーターが先に乗車して、ホーム側のバス停では満員で乗れないということもありました。東武バスさんなどとうまく連携をとって、直通バスなどの運行や増便をお願い出来ないでしょうか。
最後に、昨年スタジアムツアーに初めて参加させて頂き、選手たちと写真を撮ることが出来ました。とても貴重な体験でしたので、その写真をメールなどで頂くことは出来ないでしょうか。すごく記念になりますし、サービスとして検討頂ければと思います。
田中:
スポンサー企業の数ですが、約100社強ございます。スポンサー企業様はスタジアムで広告看板を出して頂くことになりますので、そのスペースが限られているということもあります。ただし、先程申しましたように空いている箇所もございますので、まずはそこを埋めていきたいと考えております。
スポンサー収入という点でいえば、数は他のクラブより少ないかもしれませんが金額としては遜色ないという認識です。当然、数も増やしていく努力はしなければと思っております。
河原:
バスの件ですが、以前東武バスさんに運航して頂いておりましたシャトルバスは数年前になくなり、現在は増便という形でご協力頂いております。お聞きした状況で求められているのは「緑ヶ丘発」のシャトルバスかと思いますが、東武バスさんとも相談してまいりたいと思います。
質問者:
今年の5月15日でJリーグ25周年になります。1993年の3月11日に「柏レイソル」という名前が誕生して25周年になります。5月にはレイくんも発表され、8月にはカレカ選手が来日したという記念の年です。10年誌に続く、25周年版を作って頂ければと思います。
もうひとつ25周年に際して、次の25年に向けたメッセージをチームから出して欲しいと思います。Jリーグは地域密着を掲げながらも世界を意識した取り組みを進めており、若手選手の育成においてホームグロウン制度(地元出身選手の所属を義務付ける)を検討しているという話も聞きました。私がレイソルに言ってほしいのは、25年後も柏レイソルは柏に、このスタジアムとともに在る、ということ、世界をめざして戦って欲しいということ、若手育成においてアカデミーや地元出身者の育成をチームの色にしていくこと、といったことです。
大重:
25年誌については、現時点では検討させてくださいというお答えになってしまいます。出版するからには良いものを作りたい思いもございますので、ご理解頂ければと思います。
田中:
私は今43歳なのですが、まずは25年後も30年後もクラブを存続させていくことが第一であり、それが我々の使命だと考えております。そして、皆さんと一緒にレイソルを強いチームにしたいということを思っております。そのためには皆さんのご支援ご声援が必要ですので、変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。
大重:
以上で、意見交換会を終了させて頂きます。火曜日にACLプレーオフがございますので、寒い中ではありますが、是非スタジアムに足を運んで頂ければと思います。本日はありがとうございました。
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