試合結果・日程
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011 準決勝
2011年12月14日(水) 19:30 KICKOFF 豊田スタジアム

HOME | 試合終了 | AWAY | ||
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1 |
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3 |
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54分 酒井 宏樹 |
19分 ネイマール 24分 ボルジェス 63分 ダニーロ |
54分 酒井 宏樹 |
19分 ネイマール 24分 ボルジェス 63分 ダニーロ |
得点
時間 | チーム | 背番号 | 名前 | 得点経過 (~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート) |
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19分 | SAN | 11 | ネイマール | 中 5 → 10 → 11 ~ 左足S |
24分 | SAN | 9 | ボルジェス | 左 6 → 中 9 ~ 右足S |
54分 | KAS | 4 | 酒井 宏樹 | 左 15 CK ↑ 中 4 ヘディングS |
63分 | SAN | 4 | ダニーロ | 中 4 直接FK 右足S |
メンバー
- 監督
- ネルシーニョ
- 監督
- ムリシー ラマーリョ
位置 | 背番号 | 名前 | シュート | 位置 | 背番号 | 名前 | シュート | ||
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前半 | 後半 | 前半 | 後半 | ||||||
GK | 21 | 菅野 孝憲 | 0 | 0 | GK | 1 | ラファエル カブラル | 0 | 0 |
DF | 3 | 近藤 直也 | 0 | 0 | DF | 2 | エドゥー ドラセナ | 0 | 0 |
DF | 4 | 酒井 宏樹 | 0 | 1 | DF | 4 | ダニーロ | 0 | 2 |
DF | 5 | 増嶋 竜也 | 0 | 0 | MF | 5 | アルーカ | 0 | 0 |
MF | 7 | 大谷 秀和 | 0 | 1 | DF | 6 | ドゥルバル | 0 | 0 |
MF | 10 | レアンドロ ドミンゲス | 1 | 2 | MF | 7 | エンリケ | 0 | 0 |
MF | 15 | ジョルジ ワグネル | 4 | 1 | MF | 8 | エラーノ | 0 | 0 |
MF | 18 | 田中 順也 | 1 | 0 | FW | 9 | ボルジェス | 1 | 1 |
FW | 19 | 工藤 壮人 | 0 | MF | 10 | ガンソ | 0 | 1 | |
DF | 22 | 橋本 和 | 0 | 0 | FW | 11 | ネイマール | 2 | 0 |
MF | 28 | 栗澤 僚一 | 0 | 0 | DF | 14 | ブルーノ ロドリゴ | 0 | 0 |
位置 | 背番号 | 名前 | シュート | 位置 | 背番号 | 名前 | シュート | ||
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前半 | 後半 | 前半 | 後半 | ||||||
GK | 1 | 桐畑 和繁 | DF | 3 | レオ | ||||
DF | 2 | 中島 崇典 | GK | 12 | アラーニャ | ||||
MF | 8 | 澤 昌克 | 2 | DF | 13 | ブルーノ アギアル | 0 | ||
FW | 9 | 北嶋 秀朗 | 1 | MF | 15 | アンデルソン カルバリョ | |||
FW | 11 | 林 陵平 | DF | 16 | ビニシウス | ||||
MF | 13 | 兵働 昭弘 | 0 | MF | 17 | フェリペ アンデルソン | |||
GK | 16 | 稲田 康志 | MF | 18 | イブソン | 1 | |||
MF | 17 | 安 英学 | FW | 19 | アラン カルデキ | 0 | |||
MF | 20 | 茨田 陽生 | FW | 20 | ワソン ヘンテリア | ||||
MF | 29 | 水野 晃樹 | DF | 21 | パラー | ||||
MF | 32 | 山中 亮輔 | GK | 23 | ブラジミル | ||||
FW | 22 | ジオゴ |
-
警告・退場
時間 チーム 名前 理由 32分 KAS レアンドロ ドミンゲス ― 62分 KAS 栗澤 僚一 ― 72分 SAN エンリケ ― -
交代
時間 チーム 交代 46分 KAS 工藤 壮人 → 北嶋 秀朗 59分 SAN エラーノ → アラン カルデキ 65分 KAS 田中 順也 → 澤 昌克 80分 KAS 橋本 和 → 兵働 昭弘 80分 SAN ボルジェス → イブソン 90+1分 SAN ダニーロ → ブルーノ アギアル -
試合統計情報
KSW チーム SAN 17 シュート 12 4 枠内シュート 5 19 ファウル 10 9 CK 1 1 直接FK 1 1 間接FK 0 2 オフサイド 0 2 警告 1 0 退場 0 52% ボール支配率 48% 32分 インプレータイム 29分 -
データボックス
天候 屋内 入場者数 29,173人 風 無風 主審 ニコラ リッツォーリ 気温 11.0℃ 副審 レナト ファベラニ 湿度 38% 副審 アンドレア ステファニ ピッチ ― 4審 ピーター オリアリー
試合終了後のコメント
- ネルシーニョ 監督
- Q.日本のサッカーとブラジルのサッカーの差についてどう考えていますか?
A.日本のサッカーは著しく成長しています。若く個性のある選手が育ってきています。Jリーグで行われている育成の現場では、選手が伸びるような、自信をつけられるような作業が日々行われています。A代表も五輪代表もいい仕事をしています。私は90年代にも日本で仕事をしたことがありますが、当時と比べると激しく進化しています。個人の能力、テクニックなどはブラジルに及ばない面もありますが、今日の試合でも、戦術面ではいいプレーができたと思っています。
Q.今日のポゼッションはレイソルが52%、サントスが48%でした。レイソルが決勝戦に進んでもおかしくなかった。サントスと(勝ち上がってくると思われる)バルセロナとの決勝戦についてどう思いますか?
A.サッカーでは仮定の話は意味がありません。結果が全てです。今日はわれわれにとっていい経験ができましたし、この後3位決定戦もあります。われわれは若いチームです。Jリーグのタイトルを掴んで、8日間に3試合を戦ってきました。そんなハードスケジュールの中で、今日はチャンスもつくれました。前半、2つの不注意から失点してしまいました。後半はチームを整え、同点に追いつくことを狙いましたが、3点目を失ってしまった。相手はともかく、われわれのチームは整っていました。負けはしたものの、良い試合だったと言えるでしょう。
Q.2週間前はこのトーナメントに出場できるかも定かではなかったが、今日、南米王者を相手に善戦しました。どのくらい誇りに思っていますか?
A.戦術面でのオーガナイゼーションが行き届いたゲームでした。サントスは後半、われわれが攻めるのを待ってカウンターを狙っていました。しかしわれわれも、ネイマールとボルジェスを試合から消すことができました。われわれのチームのほうが、激しいゲームができたと思っています。残念ながら得点には結びつきませんでしたが、サイドからのクロスやセンターからの攻撃で、多くのチャンスをつくることができました。
Q.今日はいい試合でした。サントスは今日の内容でバルセロナに勝てるでしょうか?
A.あなたの質問は尊重しますが、その質問はムリシー(ラマーリョ監督)にする必要がありますね。両チームとも素晴らしいチームですから、日曜日の対決は今日とはまた異なるものになるでしょう。私も90分間観戦したいです(笑)。
Q.3失点のシーンについて、DFがついていながら点を取られてしまいました。Jリーグのレベルではあの得点を防ぐのは難しいとお考えですか? それともミスがなければ防げたと考えますか?
A.私はミスがあったとは言っていません。不注意と言いました。不注意でスペースを与えてしまったのです。サントスの中盤から前の選手に、チャンスを与えてはいけません。彼らはそのチャンスを決めてしまう能力を持っています。一つはゴール正面、一つは斜めの角度でスペースを与えてしまった。いずれもミスではありませんが、相手のクオリティ、ネイマールとボルジェスのメリットだと思います。
Q.サントスはレイソルに対して、慎重に試合に入ってきました。それは意外でしたか?
A.お互いを分析した結果だと理解しています。後半のサントスは2点のアドバンテージがあったので、自陣に引いてカウンターを狙っていました。レイソルはその状態で、結果を求めてプレーしました。2対1と1点差に追い上げ、自信を持って攻撃を続けましたが、残念ながらそれ以上得点は入れられませんでした。
Q.組織サッカーではサントスを上回ったと確信しているのでは?
A.いいえ、そうではありません。サントスとの比較ではないのです。われわれのチームはオーガナイズされており、整ったプレーができた、と言いました。 - 酒井 宏樹 選手
- ネイマールのような世界のスター選手と戦えて良かった。すごくいい経験になった。特にボールを獲れるとき、獲れない時を感じられたのが財産になった。前半は監督から前に行き過ぎるなと言われていたが、後半は攻撃的に行った。ネイマールはファウルでも止めないとダメだと思った。普通に対応できれば良かったが1人では難しいので、クリさんやマスくんにサポートしてもらいながら守れた。0-2という状況はJリーグでも経験していたし、まだまだやれるという気持ちだった。早い時間に1点返せて良かった。とにかく今日の試合は幸せな時間だった。この経験をこれからに活かしたい。
- 澤 昌克 選手
- 良い試合だったけど、すげぇ悔やまれます。一瞬のスキを突かれて失点してしまったが、前半からコンパクトにして、相手へのマークも厳しく、球際でも気持ちこめてマイボールにできていた。内容は悪くなかっただけに、強いチームと戦う時の差がスコアに表れた。自分が入る前に3点目が入って難しい展開になったけど、普通にやれた。昔フラメンゴと戦ったけど、その時よりも今日の方がしっかりと自信を持って戦えた。ただゴールチャンスを決めきれず、それが悔やまれます。
- ジョルジ ワグネル 選手
- 自分だけじゃなく、チーム全員にすごくいい経験を得ることができた試合だった。このレベルでの戦いは、自分たちがやってきたことが正しいと証明する場でもあるし、特にこれからのレイソルを背負っていく若い選手にとっては、輝かしい将来のためにとても大きく貴重な経験になった。
- 増嶋 竜也 選手
- 立ち上がりから踏ん張って、手ごたえを感じていた矢先に、ネイマールが中に入ってきて、一瞬の隙でやられてしまった。やっぱり凄かった。10cmでもスペースがあるとシュートを打たれてしまう。いつものJリーグなら身体に当たられたりするが、その間合いですごいシュートを打たれた。
- 栗澤 僚一 選手
- サントスはみんな個人技を持っているし、一発でしとめる決定力はすばらしいものがあった。ただ特に後半はいい形で手ごたえをつかめていたし、悲観するようなゲームではなかった。個人的にはガンソのボールを取られない技術が圧巻だった。いつもならガツンといけるところでフィジカルも強く、ボールをなかなか奪えなかった。
- 兵働 昭弘 選手
- 最初は中盤の予定だったが、試合ではサイドバックに入った。エスパルスの時はルーキーの時にずっとそこで出場していたし、そこまでの戸惑いはなかった。負けていたししっかり組み立てながら、オーバーラップしてチャンスメイクを狙った。久々のゲームだったけど、メンバーに入れない時も練習から高いモチベーションでやれていたし、いつ出番が来てもいいようにやっていた。このタイミングで出場チャンスが来て、本当に気持ちを込めてプレーした。サントスは次元の違いを感じたが、サッカー人生の中で、貴重な経験になると思う。
- 近藤 直也 選手
- まず悔しさの気持ちが一番強い。もっとできたという気持ちもあるが、差があるとも感じた。単純にここの能力、決定力が違っていたし、シュートのうまさ、一人で決められるところがに差を感じた。ただ相手が引いて守るチームだったし、いつも通りボールは回せた。ただ最後のところでシュートや崩しのアイディアが足らなかった。世界のトップレベルを肌で感じることができたが、これをいい経験で終わらせてはいけない。日々の練習、次の試合で活かさないといけない。
- 大谷 秀和 選手
- シュートを決められた場面は相手にピッチを広く使われ、周りの状況に気付くのが遅れてしまった。ネイマールのシュートのシーンはまず自分がアタックして、そのカバーを待った。Jリーグならゴールにならないような場面も、あのレベルの選手ならいい形で前を向かれるとしっかり決められてしまう。マークの受け渡しがスムースにいかなかった。
- 北嶋 秀朗 選手
- この大舞台で、こういう相手に対して体と体をぶつけあって感じた事はあるし、それをチームとしても個人としても経験できたことはもの凄く大きい。このクラスが、ボクらが目指す道だなというのを感じた試合だった。いつものレイソルのサッカーはできたと思うし、大きなチャンスも作れた。そのチャンスで決めるか決めないかで差が出た。でも、これでは無理だとか敵わないというような差ではなかった。