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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.349
interview

6DF
高木 利弥

Toshiya TAKAGI

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----まず、レイソル移籍の理由を教えていただけますか?

「カテゴリーが上のクラブからの話でしたし、チャレンジしたいという気持ちがありました。厳しいレギュラー争いがあるのはわかっていますし、厳しい環境に身を置くことで自分がどれだけ成長できるか挑んでみたいと思い、移籍を決断しました。プロ1年目のモンテディオ山形でもJ1を経験しましたが、そのときはまだルーキーでしたし、こうしてキャリアを積んでJ1にまた戻ってこられたのは新たなスタートだと思っています」

----加入から約1カ月が過ぎました。レイソルの印象は?

「みんながうまいですし、練習でも厳しくやっているのを感じます。ジェフとは練習内容も違うので、慣れていくには少し時間がかかりましたが、今はだいぶ慣れてきました。(伊東)純也がいるので溶け込みやすかったですし、あいつが絡んでくるので、周りの選手には『こういう人間なんだな』というのはわかってもらえたと思います」

----伊東選手とチームメートになるのは神奈川大学以来です。その点は意識しますか?

「僕たちよりも大学時代の友だちや知り合いが喜んでくれているみたいです。移籍が決まったときには『また純也と一緒にプレーできるんだね』というLINEが結構きました」

----高木選手のストロングポイント、またはサポーターにこういうプレーを見てほしいという部分は?

「攻撃参加や推進力は自分の持ち味としてやってきているので、そこをぜひ見てほしいです。また左利きなので、ボールの持ち方や攻撃的な部分は自分の特長だと思います。そこは誰にも負けないつもりですし、違った風をチームに吹かせることができれば攻撃のバリエーションも増えてくると思います。左足のクロスやパスだけじゃなくて、チャンスがあれば遠目からでもシュートを狙いたいですし、そこで得点を奪えればチームにはリズムが生まれます。レイソルにはボールをつなげる選手が多いので、押し込んだときにミドルを狙えば相手は前に出てくる。そうすれば今度は裏が空くので、そういうバリエーションを増やせたらと思います。まずは試合に出て、顔と名前をサポーターの皆さんにしっかり覚えてもらえるようにやっていきます」

----鹿島アントラーズ戦は途中からでしたが移籍後初出場。前節のヴィッセル神戸戦では初スタメンを飾りました。

「アントラーズ戦では自分がやれることをシンプルにやろうと意識して入ったつもりでしたが、爪痕を残せたかと言われたらそういうプレーはできませんでした。ヴィッセル戦では守備に関しては、少し低いラインになってしまいましたが、ある程度ブロックを敷いて守れていたとは思います。あとは攻撃ですね。クリスティアーノとの距離を意識しながらプレーしましたが、コンビネーションも距離感もまだまだ上げていかなくてはいけないです。守備を意識しながら、攻撃でもサイドバックがもっと絡んでいかないと得点は生まれません。これから連携を高めていきたいです」

----連携面は、試合をこなしながら向上させていくしかないですか?

「そうですね。練習以上に試合をこなしていかないと、お互いの癖はわかってこないので、実際の試合をやりながら...という形になると思います。本気の舞台でこそ、通じ合う部分がありますし。でも選手たちはみんな積極的に絡んできてくれるので、やりやすさを感じています」

----今節は湘南ベルマーレが相手になります。印象はいかがですか?

「ベルマーレとはモンテディオ時代に対戦したことがあります。選手は何人か替わりましたが曹貴裁監督による戦い方は変わっていないと思います。全員がハードワークして運動量が多く、切り替えが早いので鋭いカウンターを仕掛けてくる。中盤の選手も躊躇せずに攻撃に出てくるので、自分たちが受け身になってしまうと押し込まれる展開になってしまいます。そこで受け身にならず、自分たちが主導権を握るような展開に持っていきたいです。まずは立ち上がりが大事になりますね。とにかく失点しなければ負けることはないので、受け身にならず、自分の持ち場は絶対にやられないという気持ちで戦う姿勢を出していかなければいけないと思います」

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