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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.345
interview

14FW
伊東 純也

Junya ITO

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----3月30 日から始まった11 連戦は後半に差し掛かりました。

「先週までは疲れもありましたが、ACLの中国遠征を回避させてもらったので、だいぶコンディションは回復しました。その前まで中2日の連戦が2回続いたので、コンサドーレ戦はフィジカル的にかなりきつかったです」

----前節のV・ファーレン長崎戦は落とすような試合内容ではなかったと思いますが、振り返っていかがですか?

「初めて最終ラインを5枚でやりました。相手がブロックを作ってきたので、前線まで侵入していくのは比較的できていたと思いますが、そこからの崩しの部分でアイデアが足りなかったと感じています」

----今季は内容的には悪くなくても、そこで結果に結びつけられない試合が多いです。チャンスで決めきれない、そして守備も耐えきれないという課題を抱えています。

「終盤に失点が多いときは、それを改善するために後ろを5枚にするオプションもやっていましたが、得点の部分は個人の力や精度も必要だし、またチームとしても連携を高めてもっといろいろな攻撃をしなければいけない。効果的な攻撃が少ないと思います」

----「攻撃の工夫」という部分では、伊東選手がサイドに張るだけではなく、インサイドに入って小池選手をサイドに出す形が見られます。これは以前よりも効果的にできている印象を受けますが?

「後ろを3枚で回すときはリュウ(小池)が高い位置を取れるので、自分はトップの下に入るシャドーのイメージです。もともとヴァンフォーレのときもシャドーをやっていましたし、自分としてはインサイドでプレーすることには違和感はないです。でももっとボールを受けたいですね。サイドだともっと受けて1対1になる場面が多いので、インサイドでも同じぐらいボールを受けて仕掛けられればと思います」

----攻撃陣としてはチャンスが多いのに得点数が伸びず、それで勝利に結びつかないもどかしさもあると思います。伊東選手自身は、どのあたりに課題があると感じていますか?

「サイドで崩しきれても、ゴール前に入ってくる選手との連携がうまく噛み合っていないように感じています。一人がニアに入ったらもう一人はファーに入るとか、単独で動くんじゃなくて周りを見ながらやればうまくいくと思います。練習からいつも取り組んでいますし、そういった要求はもちろん選手同士でもしています。ただ、試合中は流れもあるし、難しい面もあります。でも、そこをもっと合わせていかないと得点にはなりませんから」

----この連敗の流れを断ち切りたい状況で、迎える相手は浦和レッズです。今回のレイソル戦からオリヴェイラ監督が指揮を執ります。

「監督は替わりましたが、今年の試合を見た感じですと、今までと大きく変わった印象は受けませんでした。やっぱり前線のクオリティーは高いので、なるべく自分たちがボールを持って相手の攻撃の時間を減らせればと思います。もし押し込まれたとしても去年の埼スタでの試合のように奪った後に速いカウンターを出していきたいです」

----昨季第14 節の試合(○1--0)では、特に前半はレイソルがボールを持って攻め込む時間が多かったです。

「あの試合も得点はサイドのクロスからでした。今年もその時のようにサイドをうまく崩し、先制点を取って、いい流れに持っていければと思います」

----レイソルとしても今は連敗中。ただ、レッズのような相手に勝つことで勢いに乗れるケースもあります。

「そうですね。レッズは最初勝てていなかったですが、そこから連勝して4試合負けなし。調子の良い相手に勝てれば勢いもつくと思いますし、まずはレッズにしっかり勝って、その後連勝できるような流れを作っていきたいです」

----伊東選手個人のここまでの結果についてはいかがですか?

「去年のこの時期、自分はまだ無得点でした。初得点は5月のFC東京戦で結構遅かったんですよね。それを考えたら今年は2点取れているというのはありますが、まだ前線の得点は全体的に少ないですし、チームとして60 得点が目標なので、1試合2点を取ることを考えたら、もっと結果には貪欲にならなければいけない。どの試合でも必ずチャンスは作れているので、今年は二桁得点を取って、チームの勝利に貢献したいと思います」

----今後への意気込みを聞かせてください。

「勝ったり負けたりでなかなか波に乗り切れないので、まず一つ勝って、そこから連勝していきたいです。ここから巻き返して、中断前には良い順位に、できれば優勝を狙える位置まで上げたいと思います」

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