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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.342
interview

15MF
キム ボギョン

KIM BoKyung

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----中断期間を経て、ヴィッセル神戸戦はどのような点が変わったと思いますか?

「まず攻撃に関しては、サイドからの崩しやクロスからシュートにつなげる部分は、中断期間に準備してきたものと比べれば、100%できたとは断言できないと ころです。ただ守備に関してはセットプレーで失点こそしましたが流れの中からの失点はなく、最後まで1点のリードを守り切れたのは我々が成長できたところだと思います」

----キム・ボギョン選手は、最近の試合では左サイドを務めることが多くなっています。やってみた感触はいかがですか?

「ここ1、2年は、全北でプレーしているときを含めて、あまりサイドをやる機会が少なかったんですが、最近 はサイドで自分がどういうプレーをすべきかを常に考えています。チームで要求されるプレー、サイドで要求されるプレーはできないことはないと自分では思っ ていますので、これからはどんどん良くなっていくと思います。以前はサイドでプレーすることもありましたから、当時を思い返し、チームで求められているこ とを擦り合わせて、自分のベストのプレーを模索していきます」

----今回の相手はキム・ボギョン選手の古巣、全北現代です。2月に対戦したときはどのような印象でしたか?

「試合内容を振り返れば、完璧な内容の試合ではなかったと思います。ただ見方によっては全北のチームカラーである決定力や、難しい試合でも勝ち切る勝負強さを出されてしまったので、我々としては非常に難しい試合になってしまいました」

----全北現代と対戦してみて、自分が在籍していたときにはわからなかった新たな発見はありましたか?

「彼らにとってはあの時期が100%のコンディションではないですし、試合レベルも100%に持っていけ ていない状況だったと思います。パスや中盤での作りで難しさがあり、まだ完璧ではないと感じました。ただ、今回の対戦では時間も経ち、全北もたくさんの試合を こなしてきているので、2月とはまた違った姿を見せてくると思います」

----全北現代の突きどころは?

「自分が全北にいるときもそうだったんですが、日本のチームがスペースを見つけ出して、そのスペースを使う パス中心のサッカーは非常にやりづらく、脅威を感じていました。僕がレイソルに来て、このチームはそう いうプレーが非常にうまいと感じましたし、そこを我々が100%発揮できれば良い試合になると思います。でも、それができなければ難しい試合になるでしょう」

----キム・ボギョン選手は韓国代表のイ・ジェソン選手と非常に仲が良いです。中盤で彼を抑えることで、レイソルにとっては有利な状況になりそうですか?

「彼がやりたいプレーは、2月の対戦では出させなかったと思います。彼としては非常にもどかしさを感じて いるだろうなというのは見ていて感じました。我々が相手に嫌がることができたから、そういう試合内容になったと思いますし、今回の対戦に関していえば、イ・ジェソン自身も中盤の作りやパス出しに関しては神経を使ってくると思うので、気をつけなければいけない と思います」

----グループリーグ突破のためにはこれ以上勝ち点を落とすわけにはいきません。

「現時点でどういう条件がポジティブかを考えるよりも、次の全北戦に勝つことだけを考えて準備するべき だと思いますし、結果は後からついてくると思います。先のことは考えず、とりあえずは全北戦に集中します」

----ホームの傑志戦の後、キム・ボギョン選手は「ACLでは特に内容よりも結果が大切だ」と話していましたが、今回の全北現代戦は、まさしく内容よりも結果の求められる試合です。

「確かにそう言ったと記憶しています。我々がアウェイの傑志戦にあのような形で敗れたことによって、今のこの難しい状況を作ってしまったと考えると、やはり結果がすべてだと思いますし、結果を得ることで我々の未来があるので、結果を得られるように頑張りたいです」

----グループステージ突破を信じているサポーターへメッセージをお願いします。

「ファンの方々も全北戦がいかに大切な試合になるか実感していると思います。我々が勝利することによって、今の難しい状況を有利な状況に変えられるでしょう。 アウェイチームが日立台に来て、レイソルのサポーターの圧力に圧倒されて、なかなか自分たちのプレーができないような雰囲気を作っていただければと思いますし、そういう雰囲気があれば我々も背中を押してもらって実力以上のものを出せるはずです。一緒に戦って勝利を目指していきましょう」

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