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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.341
interview

13DF
小池 龍太

Ryuta KOIKE

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----この中断期間はどのような取り組みがありましたか?

「これまでの傾向では、試合終盤に失点が続いています。その課題をどう改善していくかをチームで話し合い、 修正してきました。それから今まで自分たちがやってきたビルドアップについても見直しました。良い中断期間を過ごせたと思います」

----終盤の失点は現時点のもっとも大きな課題だと思います。チームで話し合った結果、どのような原因があるという結論になりましたか?

「原因は一概に同じではないと思いますし、全北戦、セ レッソ戦の失点は相手のシュートがスーパーで防ぎようがなかったです。でもその直前で自分たちがミスを 犯し、そのミスが直接失点につながっているので、選手同士のコミュニケーションをもっと取ることであっ たり、試合終盤の戦い方や割り切り方に関しては考えなければいけないところです。ただその大半は選手個 人が意識を改善して、コーチングすることで変わってくる部分だと思っています。一人ひとりが集中してい ないわけではなく、自分勝手なプレーに走っているわけでもないですが、F・マリノス戦のように声をかけ 合って、全員が最後に倒れるぐらいまで走る。勝点3を取るのは簡単なことではないというのをもっと考え なければいけないと思います」

----課題が明確なだけに、そこをクリアにすれば結果はついてくるという手応えがあるのではないですか?

「そうですね。課題の修正は必要ですが、そういうポジティブな見方も必要です。僕たちにすれば、勝てる試 合だったのに勝てないというのは本当にもどかしい。その終盤の失点を改善するだけで世界は変わってくるし、 勝点3を取れた試合で2を取りこぼすことが最後に響いてくると昨シーズンは痛感しました。今年はその反 省を生かし、僕たちがACL出場の常連になるためには常に3位以内に入るチームになければいけません」

----小池選手自身は今年ACL初挑戦になりました。実際に戦ってみた印象は?

「想定内です。結果が出ていないのに『楽しい』と言うのは語弊があるかもしれませんが、海外の選手と戦え ることは素直に楽しいです。4試合を振り返ってもレイソルのサッカーができなかった試合はひとつもな かったし、むしろ全部勝っておかしくない試合ばかりでした。その中で世界を感じさせてもらえているのは 自分ではポジティブな経験です。傑志戦は10人になりましたが、途中から出た僕がチームを救えたらと思い ましたし、そこでチームを救えるような選手にならなければいけないとACLに出て改めて感じました」

----中断期間が明け、今節迎えるのはヴィッセル神戸です。

「タレントが多く、上位を争う実力を持ったチームです。ヴィッセルも少し選手が変わっているので、僕たちも変化は必要だと思いますが、自分たちのスタイルを貫くことで勝率が上がると思いますし、そこはこの中断期間に積み上げたものを見せたいです」

----ヴィッセルは昨年よりもボールをつなぐようになりました。その中心にいるのは間違いなくポドルスキ選手です。小池選手と直接マッチアップすることは少ないかもしれませんが、守備では彼を抑えることがポイントになりそうですか?

「調子が良さそうですね。あの左足には気をつけていますし、ポストプレーもうまいので、ボールを収めさせ ないように注意しています。どのチームも彼を警戒していながらやられているので、ディフェンスラインとしては90分集中してやっていこうと思います」

----昨季のJ1第7節の対戦で、小池選手は大谷選手の先制点をアシストしています。

「前節のガンバ戦も同じような形で最後にザキさん(山崎)に出して、得点にはならなかったけど、ああいう嫌 なところにボールを入れていきたいと思います。そこはチャンスがあればどんどん狙っていきます」

----昨季の8連勝はヴィッセル戦から始まりました。今回もきっかけの試合にしたいという気持ちが強いと思います。

「そうですね。勢いに乗るためにはまず一つ勝たないと始まりません。自分たちの力を信じてやりたいと思います」

----これからは連戦が続きます。そこへの意気込みをお願いします。

「連戦の続く4月は今年の戦いを左右すると思っています。ここでどれだけポイントを取れるか。簡単な試合は一つもありませんが、 ここで勝ちを積み上げていけば終盤の戦いに影響が出てくる。僕らが結果を出せば、 サポーターは次もスタジアムに足を運びたいと思うでしょうし、また昨年8連勝したときのようなオーラを出せるように戦っていきます」

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