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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.340
interview

8MF
小泉 慶

Kei KOIZUMI

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----横浜F・マリノス戦は小泉選手にとってレイソルでの初スタメンの試合になりました。悪い流れを自分が変えるという強い思いがあったのではないですか?

「そうですね。チームが勝てていない状況でスタメンのチャンスをいただきました。こういう機会はなかなか訪れるものではないですし、このチャンスを絶対に生 かしてやろうという思いで試合に入りました」

----そして小泉選手が決勝点を決めてチームは初勝利。最高の結果になったのでは?

「試合前はなんとしても勝ちたいと考えていました。自分と同じようにハジくん(細貝)も今季初スタメンで、 自分によく声をかけてくれたおかげで思い切りよくプレーができました。最初はF・マリノスのポゼッションに手こずりましたけど、ハジくんのサポートもあっ て自分のプレーを徐々に出せるようになったので、ハジくんには本当に感謝しています。難しい試合展開になりましたが、前半に失点をしなかったことが大きかっ たと思います」

----得点シーンはクリスティアーノ選手からリターンパスを受けてゴール前へ入っていきました。

「前が空いていたら運ぶ、FWとワンツーで崩していくのはアルビレックスのときから自分が得意としているプレーです。ああいうちょっとした隙を相手が見せて きたときにうまく突いていくことができました」

----シュート自体は綺麗な形ではなかったですが、チームの勝ちたいという気持ちが乗り移ったような得点でした。

「シュートは狙いどおりではなかったですし、正直よくわからないうちにゴールに入っていました。2点目の タニくん(大谷)の得点も、自分の得点も、ボランチがあそこに入っていくアグレッシブさを出せたことが得点につながったと思います」

----初勝利を挙げて、気持ちも楽になりましたか?

「そうですね。これから連戦が続きますし、ホーム開幕で勝てたのは大きな1勝になりました」

----小泉選手にとっては、移籍初得点の相手がF・マリノスという因縁がありました。

「小中時代はずっとF・マリノスで育ってきましたし、感謝の気持ちはもちろん、個人としてはユースに上が れなかった悔しさもありました。アルビレックスでは何度も対戦しましたが、一度もF・マリノスに勝ったことがなかったんです。この前の試合後には『やっとF・ マリノスに勝てた』という気持ちがありました」

----ACLの傑志戦にも勝利し、少しずつチームの状態も上向きになってきた印象です。

「傑志戦は、個人的にはもっとミスを少なくして、ビルドアップをしっかりやらなければいけないという課題があります。ただ、チームとしては最低でも勝ちが必 要でしたし、結果を出せたことにはホッとしています」

----公式戦連勝で迎えるのはセレッソ大阪です。どのような印象ですか?

「ポジションごとに代表クラスのタレントが揃っていて、一人ひとりの能力を見ても高いです。去年はルヴァ ンカップと天皇杯でタイトルを取りましたし、勝つことを知っているチームという印象があります。ただ、相手がどうとかではなく、個人的には試合に出場した ら自分の良さを出すことが大事ですし、チームとしてレイソルのサッカーを出すことが求められると思います」

----小泉選手が考える試合のポイントは?

「どの試合も言えることですが、1対1の局面で負けないことが、結局は試合を制する要因になると思います。 セレッソ戦でも90分間の中で局面のバトルで負けないこと。そのバトルで負けなければチャンスは広がると思いますし、そこで少ないチャンスをモノにすることで結果は付いてくると思います」

----F・マリノス戦と傑志戦では、小泉選手の球際の強さ、セカンドボール奪取能力の高さが際立っていました。

「自分のところでボールを獲れたらベストかもしれないですが、自分が奪えなくても、ちょっと相手を動かす ことで他の人が奪ってくれたり、中盤で相手の攻撃を止めることでチームは楽になります。あまり目立つプレーではないかもしれないですが、すごく大事なプレー です。そこはハジくんやタニくんとも話しながらやっていたので、これからも発揮しなければいけない部分です」

----サポーターはリーグ戦連勝で一気に波に乗ることを期待しています。最後にメッセージをお願いします。

「まだ始まったばかりなので、ここからだと思っています。ここから連勝を続けて、チームの目標へ一歩ずつ向かっていきます。そのためにも一戦一戦を大事に戦っ ていきますので、応援をお願いします」

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