----今井選手は、前回のルヴァンカップ大宮アルディージャ戦で復帰を果たしました。1年１ヶ月ぶりの公式戦はいかがでしたか？

「すごく久しぶりだったというのと、その相手が古巣のアルディージャだったというので、復帰できた嬉しさと、対戦相手としてNACK5スタジアムに戻れた嬉しさがありました。ただチームとして勝ちを目指す中で、勝てた試合を引き分けてしまったのはもったいなかったと思います」

----今井選手自身は、復帰戦にもかかわらずアグレッシブに仕掛けるプレーができていたのでは？

「攻撃の部分では積極的にやれたと思いますが、細かいミスがいくつかあったので、改善点や修正点はまだまだありました」

----フィジカル面で問題はなかったですか？

「結構きつかったですが（苦笑）、ちばぎんカップもやっていたし、練習試合もやっていたので、きつい中でもできたと思います。ここからもっとコンディションを上げていきたいと思います」

----ケガを乗り越えた今、率直に感じていることは？

「去年はリハビリで室内にいることが多く、外でプレーしている選手を『いいなぁ』と思って見ていたんですけど、今は単純にサッカーができることに幸せを感じています」

----昨年１年間を通して身体が大きくなった印象を受けます。

「そんなにたくさんウェイトトレーニングをしていたわけではないのですが、よく『身体が大きくなった？』と言われますね。むしろリハビリの時は食生活を気にしていたので体重が5 キロぐらい落ちていたんです。でもそこから戻して、前にプレーしていた時より1キロぐらい多くなりました。そういう意味では少し大きくなったかもしれません。身体のコンディションはすごく良いです」

----4月25日は長男が誕生しました。これまでもモチベーション高くサッカーに取り組んでいたと思いますが、それ以上の意識が出てきたのではないですか？

「今まで以上に高まりますよね。『この子のためにも頑張ろう』と日々思います。守るものが増えて責任感がより増したというか、親父として頑張らないといけないと感じています。大変な思いをして産んでくれた奥さんにも感謝していますし、子どもにも『生まれてきてくれてありがとう』と思います」

----サッカーができる幸せと、家族が増えた幸せを感じ、良いメンタリティーで試合に臨めそうですね？

「そうですね。特に5月は試合が多く、6月の頭まで連戦が続きます。ルヴァンカップでもリーグ戦でも出場のチャンスは回ってくると思いますし、自分としてはチームが勝つために貢献したいです。内容も大事ですが、勝利という結果を求めて頑張っていきたいと思います。監督はチームの一体感を大切にしていますし、いつ、誰が出ても良いパフォーマンスができるようにしなければいけないと思います。練習からチーム内で良い競争をして、チームとしてレベルアップしていきたいです」

----今回のルヴァンカップはジュビロ磐田が相手です。どのようなイメージを持っていますか？

「守備がしっかりしていて、中村俊輔さんや上田康太くんのように中盤にフィードのうまい選手がいて、その人たちを起点にしたサイド攻撃が強力という印象があります。自分が出たらリスクマネジメントを意識しながら、CB の選手たちとコミュニケーションを取ってプレーしたいと思います。今思えば、僕のプロデビュー戦は2013 年のナビスコカップのジュビロ戦だったんです。そのジュビロ戦で起用されて、良いプレーができて、次のリーグ戦でもチャンスをもらいました」

----レイソルはここまで1 勝1分で、暫定ですがAグループの3 位につけています。

「チームとしてタイトルを目指しているので、まずは予選を突破しなければいけないです。誰が出ても、相手チームの誰が出てきても勝点3 が必要です。最後に他力ではなく、自力で予選を突破するためにもホームでは確実に勝点を積み上げていきたいと思います」

----サポーターへメッセージをお願いします。

「リーグ戦もカップ戦もタイトルを目指していますし、目標に向かってチーム一丸となって、常に勝ちにこだわってプレーしていきたいと思いますので、応援をお願いします」

----今井選手が出場し、得点を決めたら"ゆりかごダンス"もあるのでしょうか？

「自分が点を取ったら何かやりたいです（笑）。タケ（武富）も開幕戦では自分で点を取って、"おしゃぶりポーズ"をしていたので、俺もおしゃぶりでもしようかな（笑）。実現できるように頑張ります」