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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.317
interview

26DF
古賀 太陽

Taiyo KOGA

----デビューした反響はいかがでしたか?

「U-18 時代のチームメイトから「良い刺激をもらった」、「俺らの代を引っ張っていってくれ」というLINEをもらいました。みんな見てくれて、期待してくれているんだなと感じた2 試合でした。でもまさか、2 試合目でデビューできるとは思っていなかったので、びっくりもしています。早いタイミングで試合を経験できたので、今後のシーズンにつながると思います」

----この2 試合は、緊張のあまり硬くなるようなことはなかったのですか?

「ガンバ戦はアップしながら結構緊張していました。でも、どこかのタイミングで出番はあるかなとも感じていたので、緊張していたものの心の準備はできていました。ピッチに立ったら意外と平常心でプレーできたので、ガチガチに緊張して周りが見えなかった状態ではなかったです。それは自分でも驚いています」

----思っていたよりも平常心でプレーできたのには何か理由が?

「うちの前線はJリーグの中でも相当レベルが高いですし、『毎日の練習でクリス、ディエゴとマッチアップしているから大丈夫だ』と思えたのが大きかった。それは気持ちの面でプラスになりました」

----自分のプレーの評価は?

「あれほど観客が入っている中での試合は経験したことがなかったので、平常心でプレーしていたにしても、周りの声が聞こえずに戸惑った部分はありました。気持ち良くプレーできた感覚はあまりなく、ガンバ戦は大きな悔しさが残りました。『もっとやらなきゃダメだ』と感じたデビュー戦でした」

----川崎フロンターレ戦は反省点を生かして古賀選手らしさを発揮できのたでは?

「そうですね。自分の中でも焦って簡単に蹴ってしまうことだけは絶対にしたくなかったので、自分らしくパスをつけて、はたいてということができたと思います。フロンターレ相手にできたのは自信になりました。ガンバ戦の出た守備の課題も少しずつ改善できた実感もあるので、あのガンバ戦の15 分間は本当に大きかったと思います」

----退場者が出た後にCBへポジションを移しましたが、前線に縦パスを何本もついていたのは驚きました。

「あの試合は結構周りが見えていたので、びびらずに縦パスを入れることができました。そこが見えていたのはポジティブなことでした」

----この2 試合で新たに見えたものは?

「特にフロンターレ戦ですが、自分が高い位置を取ったときに、相手にとって怖い選手にならなければいけないと感じました。ただ高い位置を取って、パスをつけて、もらってというプレーの繰り返しだけだったら相手は全然怖くない。フロンターレ戦で自分が高い位置でボールをもらったときのアイデア不足を感じたので、もっとチャレンジしなければと思います。クロスを入れた方が怖かったんじゃないかというシーンや、近くにパスをつけて奪われて、カウンターを受けたシーンもあったので、そこはもっと積極的にチャレンジして怖い選手にならなければいけないと感じました」

----今回はルヴァンカップの清水エスパルス戦です。出場した2試合の経験を踏まえ、どのような戦いを見せていきたいです?

「キャンプの練習試合で対戦した印象は、かなりアグレッシブに来るイメージがあります。球際で負けないことが大事になってくると思いますし、そういう部分もレベルを上げていかなければいけないと思っているので、成長できるチャンスだと考えています。練習試合で対戦したときよりは、冷静に物事を見られるようになっていると思うので、もっと自分のところでリズムを作りたいです。守備では1対1では絶対に負けてはいけないので、集中して、予測をして、良い準備をしてというのを繰り返し、隙を見せないようにしたいと思います。もし出場できたら一つひとつのプレーの強度を高くやっていきます」

----古賀選手の当初の目標は「試合に出る」でした。それを実現させた今、次の目標をどこに設定しますか?

「まず大きな目標だったJリーグデビューをクリアしたので、あとは残り時間は少ないですが、U-20ワールドカップ出場は意識していきたいですし、試合に出るだけじゃなくてチームの目標のACL 出場権獲得の力になれるように、結果で示していきたいです。まずはチームで試合に出続けて、結果を残すことを一番に考えていきたいと思います」

----今回のルヴァンカップが終われば中2日でリーグ戦の試合があります。連戦になりますが、古賀選手は大丈夫ですか?

「連戦は問題ないと思います。監督から『中2日でも行けるか?』と聞かれたら、自信を持って『行きます!』と言いたいです」

 

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