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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.314
interview

10FW
大津 祐樹

Yuki OTSU

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---3 週間ほどリーグ戦が中断しました。この期間、チームとしてどのような取り組みを行ってきましたか?

「週末に試合はなかったですが、緩めることなく試合がある週と同じように準備をしてきました。ただ試合がなかったからこそ、普段はなかなかできない戦術理解を深める練習を多くできました」

---前節の湘南ベルマーレ戦はスコアレスドローでした。第12 節のヴィッセル神戸戦以降、天皇杯の愛媛FC 戦を含めて公式戦4 試合で3得点と最近は攻撃面で物足りなさを感じますが、その課題の修正も行えましたか?

「そうですね。内容的には得点を取ることを重点にした練習が多かったです。最近の試合を振り返るとチャンスは作れていましたが、最後の場面でバタバタしてしまうことが多かったと思います。落ち着きを持ってプレーすること、それから点を取る前に何をしなければいけないか。そこはここ最近の課題でもあると思います。ただ、良いときは点を取れるポジションまで選手が入ることができるので、そういう違いもあるんじゃないかと思います。複数得点が取れるときは何をやってもうまくいきますし、その状況に近づけるために練習から意識してプレーしなければいけないとは感じます。ただ、ベルマーレ戦もチャンスが全くなかったわけではなくゴール前には行けていました。点を取ることは紙一重の部分もあるので課題は修正しなければいけませんが、チャンスが多いことは前向きに考えてもいいですし、ゴールへ向かう姿勢は今チームとして非常に良いと思います」

---中断期間中の練習の様子を見た限りでは大津選手が得点に絡む場面は多く、個人的な調子は良さそうに見えました。

「調子はすごく良いですね。ここまでは良い状態を維持できているので、自分は試合に使ってもらえるように、いつ起用されてもいいように常に良い状態をキープすることが大事だと思っています」

---リーグ戦はラスト3 試合になりました。今節はサガン鳥栖を迎えますが、相手の印象はいかがですか?

「前に強烈な選手を置いてのカウンターが鋭く、守備では対人に強いイメージがあります」

---サガンとは今季リーグ戦とナビスコカップ(現ルヴァンカップ)で対戦し、それぞれ1−1の引き分け。大津選手は1st ステージのサガン戦では得点も挙げています。そのときのイメージを踏まえてどのような戦いになると予想していますか?

「多分、ある程度引いて守ってくると予想していますが、スペースは必ずできてくると思います。相手はうちに流れを作らせないために放り込んで、それを拾って前へ出てくると思うので、相手がロングボールを蹴ってきたときのセカンドボールの対応で自分たちが優位に立つことが大事ですね。4月に対戦したときは自分が後半から出て、高いラインの背後を狙うことで相手を下げさせて、それでスペースを作ることができました。今回もそういう動きは意識していきたいです」

---今年は主に1トップを務めています。中盤のサイドでプレーしていたときと比べて、これまでとは違った大津選手の新たなスタイルが表れているようにも感じます。

「今までもたまに1トップでプレーしたことはありましたが、シーズンを通じて長い期間で1トップをやることはなかったので、新しいポジションで自分ができるプレーも増えてきているし、いろいろなポジションができるのは良いことなので、もっともっと極めていきたいと思っています。1トップでプレーしているときにはドリブルで局面を打開するよりも、周りの選手のパス出しに対してどう動くというところが求められます。ボールを持つシチュエーションよりも、相手のセンターバックと駆け引きをして釣り出したり、スペースへ流れたり、そこから直結して得点を狙うプレーの方が重視されているので、そういう部分を意識してやっています。そうなると大事なのは結果。得点、アシストはこれからも追求してやっていきます。そのためにもまずは出場時間を増やしていく。そうしないと得点も増えていきませんから、起用されたときに限られた時間の中でも爪痕を残さなければいけないと思います」

---リーグ戦は残り3 試合になりました。その後は天皇杯もあります。チームの目標、大津選手自身の意気込みを聞かせてください。

「ACL 出場権を取ることが目標なので、現実的に考えれば最低でも年間4 位になること。1試合も落とせないのでまずは3 試合全部勝つ。もちろん天皇杯では優勝するつもりでいます。この1年間やってきて、最後まで順位を争える位置にいるのはサポーターの後押しのおかげだと思っていますし、選手は残りの試合も全力で戦うので、サポーターには引き続き一緒に戦ってほしいと思います」

 

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