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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.311
interview

22DF
輪湖 直樹

Naoki WAKO

---公開日だった火曜日の練習では、守備の確認を重点的に行っていましたが?

「やっぱり失点が多いですし、前節はもったいない失点ばかりだったので守備の確認を重点的に行いました。でも選手一人一人が整理してやれれば失点は減らせると思っています」

---1stステージ終盤は得点力不足に悩まされ ました。2ndステージでは得点は増えましたが失点が目立つようになっています。

「改めてサッカーは難しいと痛感しています。ポジティブに考えれば攻撃と守備の両方ができていない時はないということなので、攻守のバランスが取れれば、もっと強いチームになれると思っています。今は点が取れている分、チームとしてもっと守備の意識を高める必要があると思います」

---1stステージの課題だった攻撃面が改善されてきた要因は?

「今の前線3人は、クリスは半年ぶりに復帰ですし、ディエゴと(伊東)純也は今年から加わった 選手。単純にその3人が後ろの選手と噛み合うようになってきた印象を受けます」

---輪湖選手が絡んだジュビロ磐田戦の決勝ゴールは、まさにチームが狙う形が表れたと思いますが、あらためてクリスティアーノ選手との連携で心掛けていることは?

「クリス自身がレイソルのサッカーに合っていますね。みんなも信頼していますし、自分はクリスに気持ち良くプレーさせるように毎試合努力していますし、クリスの能力はレイソルの強みでもあるので、これからも彼を最大限生かせるようにしていきます」

---輪湖選手自身、攻撃参加の回数こそ昨年より少ない印象を受けますが、得点に絡む場面は今年の方が多いです。

「そうですね。昨年より得点に絡むことは少し増えていると思います。バランスを考えて攻撃に出て行ける時は行くという意識でやっていますが、 回数が少ない分、上がった時にはインパクトを残したいというのがあるので、そういう意味でも上がった時にはもっと得点に絡んで仕事ができるようにしたいです」

---ただ、今回の連敗によってステージ優勝や年間順位上位は厳しい状況になりました。

「少しでも上に行かなければいけないと思いますし、自分は一昨年の最後に7連勝をして終わったことを経験しています。そういうことを思い続けながら取り組めれば可能性は全くゼロではないと思っています。今は全力を尽くしてやれるだけのことをするというのが大事。チャンピオンシップ出場は、今の状況を考えると難しくなりましたが、まずは目の前の試合を一つ勝つことで可能性が広がってくると思うので、先のことをあまり考えすぎず、目の前の試合に懸ける強い思いを一人一人が持つべきだと思います」

---その目の前の試合が名古屋グランパス戦で す。相手は16戦未勝利ですが、逆にこういう相手との対戦は難しいのではないですか?

「もちろんどんな相手でも難しいですが、グラン パスも試合に懸ける思いは強いと思っています。でも自分たちが上に行くためには絶対に勝たな ければいけない。グランパスをスカウティングして、狙いどころをしたたかに突いていければ勝つ可能性は高まってくると思います」

---グランパスには高さがあり、1stステージの対戦でもクロスからシモビッチ選手に決められて失点をしました。しかもレイソルは2ndステー ジでもセットプレーとサイドのクロスに懸念があります。

「セットプレー、クロスからの失点がここ最近は本当に多いですし、逆にグランパスはそこを強みとしているチームです。1stステージの試合も勝たなければいけない試合だったと思いますし、どちらかというと「取りこぼしてしまった」という印象があります。前線にロングボールやクロスを入れてくるので、その点は特に警戒しなければいけないと思います。ジュビロ戦、F・マリノス戦、ベガルタ戦と3試合連続で先制されていますし、レイソルはセットプレーからの失点が多い。試合の入りも悪くはなく、決して集中していないわけではないんですけど、それでも失点している。 だからもっともっと選手同士が声をかけ合って、 もっともっと集中してやらなければいけない。あとはシモさん(下平隆宏監督)からも話がありましたが、ウォーミングアップは身体を動かすだけじゃなく、そこから試合と同じ意識や同じメンタルを持って取り組んでいく。そういう意識の部分を改善できれば試合の入り方も変わってくると思いますし、みんながそういうことを意識しています」

---サポーターへメッセージをお願いします。

「グランパスは難しい相手ですが、勝つために最後まで走りきります。サポーターの声援は選手の力になり、励みになるので、今節も全力の応援をよろしくお願いします」

 

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