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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.300
interview

21DF
湯澤 聖人

Masato YUZAWA

---プロデビューを飾った4月6日のヤマザキナ ビスコカップ、横浜F・マリノス戦を振り返って いただけますか?

「身体の疲れや、今まできつかったことを忘れて しまうぐらい興奮する空間でした。試合前は、 個人的に調子が上がってきていましたし、『もし かしたらチャンスをもらえるかもしれない』という 予感もあったので、シモさん(下平隆宏監督)か ら『スタメンでいくぞ』と言われた時には『やって やる』という気持ちしかありませんでした。でも ずっと緊張していなかったのに試合直前に急に 緊張してしまって...。もっと早くに緊張しておけ ばスムーズに入れたと思うんですが、いきなり緊 張したせいで立ち上がりは周りが見えなくなって しまいました(苦笑)」

---後半は湯澤選手の持ち味が発揮されていま した。

「前半は『もっとできるはずなのに』というもどか しい気持ちがありました。でも途中から、『今の 自分が自分なんだ。アグレッシブに行こう』と切 り替えてから、徐々に持ち味を発揮できるように なりました」

---プロの試合を経験したことで、あらためて感 じたことは?

「もっとできると感じたし、プレーの質を上げて いけば得点にも絡んでいける手応えも感じまし た。F・マリノス戦は感覚的には悪くなかったで すし、守備面のポジショニングが整理できれば 問題ないと思いました。例えば後半にCKを取っ たプレーに質が加われば、一発で得点に結びつ くと思うので、そこは引き続き磨いていこうと思っ ています。相手がレイソルのパス回しを警戒す る分、サイドから見れば中央のマーキングがず れていますし、相手は嫌がっていると感じてい ます。そこで入れるクロス精度が上がれば間違 いなく得点につながる。日々の練習をしっかり やっていれば試合に使ってもらえることがよくわ かりましたし、技術的な部分でスムーズなプレー ができれば、もっと特長を生かせるとシモさん からもアドバイスをいただいています。技術面は すぐに向上するものではないですが、コツコツ 積み上げていくつもりです」

---レイソルには湯澤選手と同年代の若い選手 が多いです。彼らの存在も刺激になっています か?

「若手選手だけじゃなくても、年上の選手とのポ ジション争いにも勝たなければ試合には出られ ません。僕はあまり感情を表に出すタイプでは ないですが、負けず嫌いは自分の特長なので、 どんな選手にも負けないという気持ちでやって います」

---ヤマザキナビスコカップの川崎フロンター レ戦を迎えます。フロンターレの印象は?

「個の能力が高い選手が絡み合って、組織でも 個でも打開できる攻撃力のあるチームですね。 今度の試合は、もしかしたらフロンターレにボー ルを持たれる時間が長くなるかもしれませんが、 大学の時はどちらかというと守備からカウンター に出る形を得意としていたので、自分としては相 手の攻撃に耐えることは問題ないです。レイソ ルはセーフティーにボールをクリアするチームで はないので、押し込まれた時に狙った通りのボー ルの逃がし方ができれば、うまくカウンターに 出ていけると思います。攻撃力のある相手をしっ かり押さえて前へ出て行くイメージを自分の中で は描いています」

---個人的にもパス回しやビルドアップの戦術 理解は深まってきましたか?

「そうですね。入ったばかりの頃はリスクを冒さ ずに前へ出ないで、カウンターになってスペース がある時に一気に出て行くイメージでしたが、今 は徐々にラインを上げながら、相手の陣形を低 くさせるビルドアップができていますし、自分も そこを高めたいという気持ちでレイソルに入りま した。今、少しずつわかりかけてきたので、プレー をしていて楽しいです」

---フロンターレ戦で出場のチャンスをもらえた ら、今度はどのようなプレーを見せていきたい ですか?

「まず対面の選手を塞いで、相手の上がりを抑 えながら、自分が高い位置を取って、攻め込ん でいくのが理想です。あとは相手より攻守を早 く切り替えて、チャンスを極力与えないこと。自 分が出たら走力を求められるので、しっかりコ ンディションを整えてやっていくつもりです。F・ マリノス戦以上のプレーを見せたいです」

---最後にサポーターへのメッセージをお願い します。

「サポーターの後押しがあるからチームが乗って いけるという感覚を持っています。その中でも日 立台の雰囲気は特別ですし、サポーターに勝利 を届けるためにも、毎試合勝って、一緒に笑顔 になれるようにチームとして頑張りますし、自分 は泥臭くプレーして勝利に貢献したいので、そこ を是非見ていてください」

 

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