TOP > ファンゾーン > ファンコンテンツ > インタビュー > VIitoria vol.289

ファンゾーン

Vitoriaインタビュー

VIitoria vol.289
interview

4DF
鈴木大輔

Daisuke SUZUKI

―いよいよACL 準々決勝、広州恒大との大一番を迎えます。広州恒大の印象はいかがですか?

2年前と変わっていなくて、一言で言って"個"というイメージです。2年前に対戦した時にはエウケソン、ムリキ、コンカが強烈でした。もちろん中国人選手たちもスピードがあって能力は高かったですけど、前線の強烈な個の力にやられてしまった印象があります。

―2年前は2試合を通じて1-8と大敗しました。ただ、ホームでの第1戦はもう少しうまく戦えたのではないかとも思いましたが。

そうですね。ホームでは勢いを持って戦えたし、先制もできたんですけど、やっぱり少しでもスペースを与えてしまうと、前線の選手たちがぶち抜いてきましたね。

―2年前と同じイメージと話されていましたが、広州恒大に勝つためのポイントは?

守備に隙はあるし、うちも絶対に得点は取れると思っています。相手は監督も選手も少し入れ替わっているけど、やり方は変わっていない。でも僕たちは戦い方が変わりました。広州に限らず、ACLの相手は自分たちのストロングポイントを出そうとしてきて、相手の良さを消そうとはしてこない。勝ち上がっていけばこれから先はうちのアンカーを消しにくることがあるかもしれないけど、そんなに顕著には見られないから、自分たちのやろうとしていることがはっきりしている分、プレッシャーも外しやすいし、相手がマンツーマンで来れば付け入る隙は多いと思うんです。今まで対戦した相手の中では全北が一番プレッシャーが厳しかったですが、アウェイであれだけ粘れてホームではゲームを支配して勝てたから、そういう戦い方には自信を持っています。ただ、広州は全北以上に前線の個の一発があるとは思っています。

―鈴木選手としては、強烈な個の能力を持つアタッカーとのマッチアップは楽しみなのでは?

楽しみですし、2 年前はうちもマンツーマンではめにいく守備の仕方でした。だから僕としても目の前の相手に勝つことが仕事になっていましたが、今年はサンフレッチェ戦しかり、ゾーンでディフェンスをしてみんなでスペースを消して守れています。局面では1対1の強さが求められますけど、組織的な守備は今年のチームの特徴なので、そういう守り方をして、あの強烈な個を相手にどこまで守れるかが楽しみです。

―セカンドステージに入って守備戦術を確立し、無失点試合を続ける状態で広州恒大戦を迎えられるのは大きいですね。

そうですね。マークの受け渡し、ラインの細かいコントロール、陣形のコンパクトさには自信があるので、1対1プラス組織的な守備で、広州の攻撃を抑えたいと思います。

 

All Rights Reserved, Copyright (C) KASHIWA REYSOL