VIitoria vol.286
interview
1GK
桐畑和繁
Kazushige KIRIHATA
―桐畑選手にとって今季初出場になったサガン鳥栖戦は、菅野選手のアクシデントによる出場となりました。
スクランブルでしたね。今年、僕自身も早くメンバーに入りたかった中で、復帰したのが5月の終わりぐらい。そこからしばらくメンバーに入れない悔しい時期が続きました。ファーストステージは、僕は何もできなかったので、セカンドステージは、まずはメンバーに入ってベンチから声を出して雰囲気を変えよう...と思って入ったんですが、そうしたら菅野君が怪我をしてしまい、出番が回ってきました。すでに(鈴木)大輔が怪我をしていたし、2 失点していた難しい状況でしたから、入る時には自分から「大丈夫だぞ」というオーラを出して入ったつもりだったんですけど、景色が久々でしたし、難しい面はありました。
―サガン戦の結果は残念でしたが、あの試合をこなしたことによって横浜F・マリノス戦は良いプレーを見せられたのではないですか?
試合までの3日間、自分には何ができるのかを考えました。松本GKコーチとも話したんですが、「スゲより良いプレーを見せようという気持ちは捨てよう。自分は自分だから。キリにしかできないプレーがある」と言ってもらって、技術的なことよりも試合に向けた準備の部分で良いアドバイスをもらいました。自分を大きく見せるのではなくて、今の自分で十分守れる。その日の調子で多少変わってくる部分もありますけど、根本の自分のスタイルだけは崩さないようにしようと、松本コーチと話して臨めたことは大きかったです。
―今節は川崎フロンターレを迎えます。印象はいかがですか?
フロンターレは攻撃力があります。レナトが移籍しましたけど、大久保選手、エウシーニョ選手、それからユース時代に一緒にプレーした船山もいて、個人で点を取れる選手が多いという印象ですね。
―先日のF・マリノスとは違った形で、迫力のある攻撃を仕掛けてきます。
クロスが多かったF・マリノス戦とは違って、シュートシーンの多い試合になると思っています。でも僕はシュートが飛んでくるのは好きだし、最初のシュートでセーブできれば自分も乗っていける。ファーストステージでは4-1で勝ちましたし、日立台ではフロンターレに勝っているイメージがあります。この試合で求められるのは絶対に勝利です。引き分けではないし、僕たちは勝ちしか求めていません。ここで勝てれば、またチームとサポーターが1つになって上に上がっていける。また試合に出られたら勝ちにこだわってプレーをして、勝ってサポーターと一緒にレイソルファミリーで喜びたいと思います。
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