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Vitoriaインタビュー

VIitoria vol.283
interview

8MF
茨田陽生

Akimi BARADA

―前節の浦和レッズ戦は相手にヒケをとらない試合でしたが、あと一歩のところで勝利を逃した原因をどう分析していますか?

水原戦もそうでしたが、立ち上がりに失点をしてしまうと、結局それが最後の苦しい時間帯に響いてくると思いました。その時の反省を生かせず、また繰り返してしまったことが、最後に勝ち切れなかったところにつながったと思います。

―レッズ戦を「内容が良かった」だけで片づけてはいけないと思いますが、5月の試合に比べるとパフォーマンスのレベルは改善されたという印象を受けました。

やっぱり中盤がボールを持てればリズムはできますし、レッズが前に出てきてくれた分、中盤にはスペースがあったので、そこを突けたからあのような試合にできたんだと思います。5月の相手は中盤を固めてきたり、引いて守備をする相手が多かったので、なかなか僕たちのストロングポイントを発揮できず、崩す場面も少なくなってしまったんだと思います。

―今節の相手はサンフレッチェ広島です。レッズとは同じシステムで戦術も似ているので、イメージを描きやすいのではないですか?

そうですね。レッズに対して3 点取れているので、攻撃の部分では同じように良い形を作りたい。ただ、サンフレッチェは堅くて、攻撃では一発があります。ボランチの青山(敏弘)さんのロングパスで裏を狙う攻撃がサンフレッチェの武器なのでケアをしなければいけないですし、そのボールをワンタッチで決められる選手もいます。手数をかけないで攻めることができますし、前線の若い浅野(拓磨)君はスピードもありますね。

―茨田選手はアンカーとして攻撃の入り口を作ることも求められていますが、レッズ戦では後半からディフェンスラインに降りて守備の局面では鈴木大輔選手、中谷進之介選手の間で守備をこなしました。サンフレッチェ戦では攻守に渡って、茨田選手のプレーが鍵になりそうです。

そうですね。レッズ戦では大輔君とシンにカバーをしてもらいながら守備をしていたので、もっともっと自分の中では自信を持って、3 枚の中の1人としてプレーできれば、チーム全体のバランスも良くなると思います。隣の選手はセンターバックで前に強いので、そういう選手の能力を引き出せるようなプレーをしたいです。サンフレッチェ戦も、同じような局面が出てくると思いますけど、自分たちが主導権を握れば、後ろではなく前でのプレーが多くなると思います。守備よりも、攻撃の方で存在感を出したいですね。

 

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