VIitoria vol.276
interview
26MF
太田徹郎
Tetsuro OTA
―Jリーグの開幕から1ヵ月となりました。ACLを含めてここまで7試合を戦いましたが、率直にどのような感想を持っていますか?
4勝2分1敗と、数字的にはなかなか良い成績を残せたと思います。前節は負けましたけど、負けなければ見えなかった課題もわかったので、そういう意味ではトータル的に見て良い7試合でした。アルビレックス戦を除く6試合は、どの試合でも吉田監督から、「こうやって戦っていこう」と明確な指示を受けて、それができた中で良い成績を残すことができました。サッカー自体はぶれていませんし、そこはこれからも継続していかなければならないところですけど、やりたいことがチームとして統一できているので、試合中も1つにまとまってプレーができている感じがします。
―試合間隔が2週間開きました。その間、課題の修正や戦術面の調整を進めてきたのでしょうか?
試合を重ねてきた中で、ここまでやってきたことを先週の練習で確認できたので、みんなそこは整理ができていると思います。もちろん試合を重ねれば相手にも研究されてくるでしょうが、そこでも僕たちは自分たちのやることを変えずに突き詰めていって、さらに相手を上回れるプレーを見せられればいいと思っています。
―今節は横浜F・マリノスを迎えます。相手にはどのような印象を持っていますか?
監督が代わりましたけど、今年も変わらず個の能力の高い選手が揃っていますね。攻撃面では齋藤学、アデミウソンがいて、彼らがドリブルで崩してくるのが厄介だと思います。守備面はメンバーが変わっていませんし、CBも強くて堅いチームという印象です。
―開幕戦以来のリーグ戦白星を飾るための重要なポイントは?
去年までは中村選手にマンマーク気味にピッタリと付けて、攻撃の起点を消すという形でやっていました。今年はそういう形ではなく、ここまでやってきたスタイルを崩さずに、ゾーンでマークを受け渡しながら守備をしていくことになると思いますし、結局は自分たちのサッカーをどれだけやれるかという部分が鍵になると思います。
―今節以降、37日間で10試合をこなすタイトな日程に突入します。
そうですね。ゴールデンウィークまで、ずっと試合が詰まっていますね(苦笑)。今は怪我人が何人かいて、人数が多い状態ではありませんから、本当の意味で、選手全員で戦っていくことになります。もしメンバーから外れたり、ベンチスタートになったとしても、常に試合に出られる準備をして、いつ起用されてもチームに貢献できるプレーができるようにしておかなければいけないです。
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