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Vitoriaインタビュー

VIitoria vol.274
interview

5DF
増嶋竜也

Tatsuya MASUSHIMA

―開幕戦では、ネルシーニョ監督率いるヴィッセル神戸に対し、勝利を手にしました。

自然と気持ちも高ぶりましたし、開幕戦ということもあったので、いつも以上に集中していました。あとは、監督がネルシーニョということもあって、なんとなくこう来るだろうなと戦い方を想定していました。去年、僕たちがユースと練習試合をした時に、自分たちがやっていたような戦い方を神戸はしてくるんじゃないかと。多分、バラ(茨田陽生)にボールを持たれるのを嫌がるだろうから、ボランチがマンツーマンに近い形で来るのではと思いました。そのかわし方を選手同士で話し合って、時間が経って相手のプレッシャーに慣れていったあとは、こっちのペースにできたと思います。狙いどおりの展開に持ち込めました。

―今節の対戦相手、ベガルタ仙台にはどのような印象を持っていますか?

いつも堅い試合になりますよね。引き分けか1点差ゲームの多いイメージがあります。でもこの時期だからこそ、完成度の違いを見せたいです。

―やはり、ACLですでに3 試合をこなしていることで、他のチームよりは完成度では上という自信があるのでしょうか?

それは間違いなくあります。ヴィッセル戦でもアドバンテージを感じていたし、その分自信を持ってプレーできました。試合が終わったあと、ヴィッセルの選手もびっくりしていましたから。安田(理大)に「レイソル、強すぎ」って言われました(笑)。

―ベガルタも堅いチームです。おそらくレイソルのパスの出どころを潰しにくると思います。

ヴィッセル戦では、ああやって潰しにくる相手への対応の仕方を掴みました。ベガルタは、また違ったやり方でくるかもしれませんけど、僕たちもいろいろなやり方を練習しています。さっきも言いましたけど、ベガルタとはいつも堅い試合になります。 去年は勝ちましたけど、ナベ(渡部博文)とモンちゃん(レアンドロ)のセットプレーで、ギリギリ勝った試合でしたから、今年は違った展開に持ち込んで勝ちたいです。

―今年のベガルタには、その渡部選手がいます。

ナベもかなり気持ちが入っていると思うので、そこはモンちゃんに今年もぜひ決めてもらえればと思います。でも、ナベのセットプレーの強さは脅威だし、そこを消しながらやっていきます。前線のウイルソンは流れが悪くても一発で決められる力を持っていますけど、何回も対戦しているので、その展開に持っていかれないような対応をしていきます。去年まではどっしり構えて相手に来させる守り方でしたけど、今年はその状況になる前にリスク管理をして、ラインを上げて守ることができています。守 備でも手応えを掴んでいます。

 

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