VIitoria vol.273
interview
22DF
輪湖直樹
Naoki WAKO
―以前から「ACLは楽しみだ」と話していましたが、プレーオフを含めてここまで2 試合をこなした感想はいかがですか?
単純にJリーグと違うので、どの対戦相手とやっても、初めてのスタイルのチームとの試合になります。相手選手一人一人が持っている能力も新鮮で、なかなかできない体験ができていますね。すごく楽しんでいます。
―プレーオフのチョンブリ戦では、輪湖選手の攻撃参加が目立ちました。
そうですね。クリスティアーノと協力して、立ち上がりからサイドを崩すことができました。単発で終わることなく良い攻撃を仕掛けられたのは手応えにもなりました。
―相手のダブルボランチが、大谷選手と茨田選手に引き寄せられたので、武富選手のマークが外れる場面が多くなりました。そこで相手の右サイドバックが中央へ絞ったため、輪湖選手がオーバーラップを仕掛けるスペースができていましたが、そこは狙っていたのでしょうか?
それだけを狙っていたわけではないですけど、ボールを持った選手がいろいろな選択肢を持てる状況を作らなければいけないというのが今年のチームのスタイルですし、どうやってフリーになるか、どこにフリーの選手がいるのかを見つけるか、そういういろいろな選択肢があったのが、あのチョンブリ戦でした。
―前回は、全北戦というアジア屈指の強豪と対戦しました。そのチームを相手にアウェイでの勝ち点1はどのような意味を持ちますか?
かなり押し込まれましたけど、あれこそ韓国のチームだなという印象でした。でも、ああいうJリーグにはないタイプの相手とやるのは楽しいですし、全北のようなチームを相手に、もっと自分たちのサッカーができるようにならなければいけないとも思いました。でもそこは切り替えて、しっかりアウェイで勝ち点1を取ってくることが大事なので、そう考えればネガティブになる必要はないし、ポジティブに捉えていいと思います。
―今回はベトナムチャンピオンのビン・ズオンを迎えます。
まず、ホームなので絶対に勝たなければいけない試合だと思いますし、それプラス、前の試合の反省を生かすこと。どういったシステムでいくか、誰が出るかはまだ分かりませんが、出た選手が良いプレーをして、レイソルらしい勝ち方をすることが大事になってきますね。ビン・ズオンもレイソルを分析してサイドの対応をしてくると思うので、そういったところでさらに相手よりもう1つ上を行けるか。サイドのコンビネーションがポイントになりそうです。今も練習をしていますが、より精度を高めることが大事ですね。
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