試合結果・日程
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
2012年9月8日(土) 13:00 KICKOFF 日立柏サッカー場

HOME | 試合終了 | AWAY | ||
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3 |
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0 |
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14分 レアンドロ ドミンゲス 45+1分 レアンドロ ドミンゲス 47分 澤 昌克 |
得点
時間 | チーム | 背番号 | 名前 | 得点経過 (~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート) |
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14分 | 柏 | 10 | レアンドロ ドミンゲス | 中央 28 → 中央 10 → 11 → 10 左足S |
45+1分 | 柏 | 10 | レアンドロ ドミンゲス | 左 → 15 → 中央 7 → 15 → 10 右足S |
47分 | 柏 | 8 | 澤 昌克 | 中央 5 → 右 27 → 中央 5 ↑ 中央 8 〜 右足S |
メンバー
- 監督
- ネルシーニョ
- 監督
- 下平 隆宏
位置 | 背番号 | 名前 | シュート | 位置 | 背番号 | 名前 | シュート | ||
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前半 | 後半 | 前半 | 後半 | ||||||
GK | 21 | 菅野 孝憲 | 0 | 0 | GK | 16 | 伊藤 俊祐 | 0 | 0 |
DF | 6 | 那須 大亮 | 0 | DF | 2 | 堤 勇人 | 0 | 0 | |
DF | 5 | 増嶋 竜也 | 0 | 0 | DF | 3 | 御牧 建吾 | 0 | 0 |
DF | 3 | 近藤 直也 | 1 | 0 | DF | 20 | 中谷 進之介 | 0 | 0 |
DF | 22 | 橋本 和 | 0 | 0 | DF | 4 | 新藤 菜央 | 0 | 0 |
MF | 10 | レアンドロ ドミンゲス | 3 | 1 | MF | 6 | 秋野 央樹 | 0 | 1 |
MF | 28 | 栗澤 僚一 | 0 | 1 | MF | 5 | 小林 祐介 | 0 | 0 |
MF | 7 | 大谷 秀和 | 0 | 0 | MF | 8 | 中川 寛斗 | 0 | 0 |
MF | 15 | ジョルジ ワグネル | 0 | 0 | FW | 9 | 川島 章示 | 1 | 0 |
FW | 19 | 工藤 壮人 | 3 | FW | 7 | 吉川 修平 | 0 | 1 | |
FW | 11 | ネット バイアーノ | 3 | 2 | FW | 10 | 木村 裕 | 2 | 0 |
位置 | 背番号 | 名前 | シュート | 位置 | 背番号 | 名前 | シュート | ||
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前半 | 後半 | 前半 | 後半 | ||||||
GK | 16 | 稲田 康志 | GK | 21 | 木村 真 | ||||
DF | 27 | 藤田 優人 | 0 | DF | 22 | 中込 暁 | |||
DF | 23 | 渡部 博文 | MF | 13 | 伊藤 光輝 | 0 | |||
MF | 20 | 茨田 陽生 | MF | 14 | 白井 永地 | 0 | |||
MF | 8 | 澤 昌克 | 1 | MF | 18 | 宮澤 弘 | |||
MF | 29 | 水野 晃樹 | FW | 11 | 平久 将土 | 1 | |||
FW | 18 | 田中 順也 | 2 | FW | 29 | 大島 康樹 |
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警告・退場
時間 チーム 名前 理由 -
交代
時間 チーム 交代 46分 柏 那須 大亮 → 藤田 優人 46分 柏 工藤 壮人 → 澤 昌克 58分 柏U-18 堤 勇人 → 伊藤 光輝 66分 柏U-18 木村 裕 → 平久 将士 72分 柏 ネット バイアーノ → 田中 順也 78分 柏U-18 吉川 修平 → 白井 永地 -
試合統計情報
柏 チーム 柏U-18 90 45 合計 項目 合計 45 90 7 10 17 シュート 6 3 3 0 3 3 GK 11 6 5 4 3 7 CK 2 0 2 2 6 8 直接FK 11 10 1 2 1 3 間接FK 12 7 5 1 1 2 オフサイド 11 7 4 0 0 0 PK 0 0 0 -
データボックス
天候 曇時々晴 入場者数 4,712人 風 弱風 主審 木村 博之 気温 30.8℃ 副審 越智 新次 湿度 61% 副審 相葉 忠臣 ピッチ 全面良芝、乾燥 4審 柿沼 亨
ハーフタイムコメント
- 【柏レイソル】ネルシーニョ 監督
- 【柏レイソルU-18】下平 隆宏 監督
- ◆守備ではコンパクトにしていくために、前線からプレスを頑張ってかけていこう。
◆ボールは動かせているので、アタックにいくタイミングを明確にして攻めていこう。
◆残り45分、悔いのないように楽しもう。
試合終了後のコメント
- ネルシーニョ 監督
- 今日のゲームはいつもと違う対戦相手で、天皇杯でも初の同クラブ同士の対戦だったわけですが、前半はわれわれがいくつかチャンスをつくりながらも、そこでミスを犯して主導権を握りきれずにいたという内容でした。U-18もしっかりと訓練されたいいチームですから、彼らの持ち味をしっかりと出していたと思います。ハーフタイムに澤と(藤田)優人を、もっと大胆に攻撃を仕掛けられるところは仕掛けたいというところと、いくつかの意味合いを込めて投入しました。後半の立ち上がりに、求めていたように(相手DFラインの裏への)飛び出しから追加点を取れたのですが、得点の時間帯が早すぎたためか、少しチームが停滞したところがありました。しかし天皇杯の初戦は得てしてこういう内容になりますし、われわれとしては次に進める結果を残したということが最大の収穫だったと思います。今までと何も変わらず、今まで通りの準備をしてきて、選手たちにも何も変えてはいけないと話しました。それは準備段階から気持ちの面から全てです。レイソルはこの大会でも勝たねばならない。その大事な初戦である。さらにいい勝ち方をして結果を残して、次のリーグ戦につなげなければならないというのが、この試合での重要な使命でした。そこで今まで通りの準備を進めてきました。やはりサポーターが両チームを応援していたという雰囲気を感じました。レイソルの敵もレイソルでしたし。ただ私はトップチームの監督として、レイソルアカデミーは今日のゲームでも彼らが持っている質を証明したと思いますが、そういうところは見ていてとてもうれしく思います。なぜなら明日のレイソルを支える、あの中からレイソルを支える選手が出てくるのは間違いないのですから。チームのクオリティをしっかりとこの場所で出せた、頼もしいチームだと思います。彼らとは何度か練習でも相手をしてもらっていますし、知っているチームですし、個人個人も知っている選手が多い。それぞれが自信を持ってやっていましたし、ゲームのリズムもうまく自分たちの力で掴んでいるところもありました。組織力、チームワークも見せていました。彼らに今、私から言えることは、皆さんは間違った道を歩んではいない、正しい道を歩いていますと伝えたいと思います。
- 大谷 秀和 選手
- ユースは前半から動き回っていて、マークが大変だった。後半は澤選手が入ってマークがはっきりしてきていいサッカーができた。絶対に勝とうと思った中で勝つことができたのは大きい。3点とってから守備に戻らない、ミスしても戻らないなどあった。相手がユースであろうがきちんとやらなければいけない。ユースは奪った後のボール、ポジションを大事にしている。一歩二歩を引き出す作業など見習わなくてはいけない。ユース出身としてユースと日立台でできるのはうれしいし、この世代でこれだけのサッカーができるのはこれからが楽しみ。
- 工藤 壮人 選手
- 前半だけで、ゴールを決めることができなかったが、球際での激しさなど(後輩たちに)少しは見せられたと思う。ユースはとてもハイレベルなサッカーをしていたし、その力を改めて感じました。チームとしては勝利から遠ざかっていたので、どんな相手でも勝つということが大事だった。次のリーグ戦へ向けてプラスにとらえて向かいたい。
- レアンドロ ドミンゲス 選手
- 1点目のゴールは鹿島戦と似た感じだった。ボールをもったら一番いい状態、ポジションにいる選手に当てる。前半はネット、後半は順也と前でいい選択肢があっていい配給ができた。サッカーなのでゴールを取れないときもある、チャンスがあったがキーパーがいいキーパーでいい仕事ができていた。アカデミーは質が高く、いいサッカーをしていると改めて肌で感じたし、彼ら、レイソルの将来が楽しみです。
- 栗澤 僚一 選手
- 天皇杯は下のチームが勝つことが多いというのを意識しながら、自分たちのリズムでやった。暑さでマークが掴みづらい中で先制点がとれてよかった。秋野をフリーにさせてボールを自由にもたせてしまったが、澤が入ったことで後半はいい距離感を保てた。なかなか勝てない中で勝ててうれしいし、一週間いい気持ちになれる。これから勝ち癖をつけ、もう一度ここからという気持ちで公式戦残りの試合を全部勝ちに行きたい。
- 近藤 直也 選手
- ユースとの対決だったがいつもと一緒という気持ちで臨んだ。秋野に一人つけて自由にさせないということで、工藤やネットがマークした。両サイドにできたスペースを使われ、数的不利を作られた。その中で、内容より勝つことが一番大事で勝つことがリーグにつながる。ピンチは何回かあったがスゲがよく防いでくれた。
- 澤 昌克 選手
- 試合前に相手のボランチをマークするようにと監督に言われた。後半、相手のボランチが1枚になったり2枚になったりしたが、とにかく1枚をを見るのが僕の仕事でそれができた。ボールが来たらできるだけ前を向いて、レアンドロやネットにつなげ、チームがリズムに乗れるように意識した。U-18とは一緒に練習や試合をしたことがあるので戦術はある程度わかっていた。身内との試合はやりにくいというより、普通に強いチームだったので、普段のプロとやる意識で戦った。
- 【U-18】下平 隆宏 監督
- まず、2種の試合の監督会見にしては人が多くてびっくりしています(笑)。試合のほうは、天皇杯史上初のトップチームとの対戦ということで、いろいろなところで注目されたり、勝っていいのかとかどれくらい全力で行くのかといった話があった中で、結論としては全力を出し切って勝ちにいこうということで臨みました。しかし結果は0-3というところで、やはりトップの選手、プロの選手とは熟成されたフィジカルなどでかなわなかったし、もう少し通用するかと思った部分が通用しなかったりと、明確にわかったところもありました。そういう意味では非常に有意義なゲームでした。フィジカルの部分で、もう少し行けるかなと思いましたが、脚を攣る選手が出るなど普段では起こらないことが起きました。もちろん緊張とかいろいろな要因はあったと思いますが、最後まで走り切れなかったなと。コンタクトのところで負けるのは想定していましたが、それ以外の肉体的な部分、走力などで違いを感じました。相手はプロとは言え、中盤とDFの間だったり、DFとDFの間だったり、SBとCBの間だったり、スペースはどうしても空いてきます。そういうところをしっかり突く、スペースのところで前向きの選手をつくる、自分がターンする、(前向きの状態を)つくった瞬間に背後に飛び出す選手をつくる、といったプレーで得点を取れるかなと考えました。セットプレーもかなり準備していましたが、CKが試合終盤の2本だけと、そこまで持っていけなかったのは残念でした。もちろんフィジカルだけでなく、レアンドロとうちの選手を比べてシュートテクニックが同じかと言われればはるかに違うわけで、そういう技術の部分でレベルアップをしなければならない、それは歴然とありました。レアンドロは少ないチャンスを確実にものにします。単純に決定力で片付けたくはないのですが、そういう差は確かにありました。(選手達が遠慮しているように見えたのは)たぶん遠慮ではなくて、ものすごく緊張していたんですね。ゲーム前のウォーミングアップでポゼッションのトレーニングをするんですが、僕が今まで見てきた中でも最悪のポゼッションで、緊張で脚がガチガチで、本当に緊張が目に見て取れました。ゲームに入る前には、5分、長くて10分みんなのプレーをしていれば(緊張は)解けるから大丈夫だよと話したんですが、最初はやっぱりガチガチでしたね。後半、澤と工藤を代え、那須に代えて藤田と入れてきたというところで、明らかに澤が秋野を消してきた。マンツーマンにして2トップを縦関係にしてきました。こちらのリズムが良ければ、相手が秋野を消してくるのは想定内でした。こちらの選択肢としては、秋野と小林祐介のポジションを代えるか、秋野をCBに下ろしてCBで仕事をさせるかという2つがあったのですが、相手が秋野を消してきたことで2トップが1トップになったので、秋野をCBに下ろしてフリーにした方がパスを配給できると考え、秋野をCBに使いました。しかし後半の立ち上がり、こちらが修正する前に失点してしまったのは、打つ手は早いなと思いましたし、ネルシーニョ監督を非常にリスペクトします。3点という大差をつけられましたから。改めて素晴らしい監督だなという印象を受けました。ただ、秋野をCBにしてまた中盤でスペースを握り始めることができたので、代わりに入った選手たちも非常によく頑張ってくれたと思います。この雰囲気のところでは、僕自身もユースの監督をやっていて、クラブユースの決勝でもここまで注目されることはないですし、こんなに大勢の観客の前で指揮を取るのは僕も初めてで、もちろん選手たちも初めてでした。僕も多少緊張感はありましたし、選手にもありました。そんな中で掲示板にレイソルのエンブレムが2つ出たりとか、サポーターの服が全部黄色だったりとか、いろいろ普通の試合ではあり得ない光景が結構あって、不思議だな、という感覚と幸せだなという充実感とを感じながらゲームをしていました。ゲームが終わった後も、トップとU-18全員が一緒にスタジアムを一周しました。ユースの子たちが頑張ってここまでたどり着いて、その結果こういうご褒美があったのかなと感じています。
- 【U-18】秋野 央樹 選手
- 良い試合だったが、結果は0-3とトップとの差は大きかった。相手のことを気にするなと言われてもムリでした。フィジカル面や体力、スピードで差はあったけど、キックの精度やボールを持ったときの視野やワンタッチ、ツータッチのパス回しは通用したかなと思う。日立台でプレーするのはトップへの第一歩。両ゴール裏からの声援が嬉しかったです。
- 【U-18】小林 祐介 選手
- 前からの守備だったり、ボールをつなぐところなど、トップ相手でも通用したところもあった。スタジアムの雰囲気にも慣れ、チームとして何度かチャンスも作れた。まだまだ足りないところや課題もあったけど、ドリブルで抜けたりもしたし、少し自信になった。これからトップに上がれるように頑張りたい。サポーターの皆さんが両方のチームを応援してくれて、こんな雰囲気は初めて鳥肌が立ちました。緊張というよりは試合を楽しめました。
- 【U-18】中川 寛斗 選手
- 正直完敗でしたが、大谷さんや栗澤さんに1vs1でチャレンジしたり、学べることがたくさんあった試合でした。練習から全員でイメージを共有して臨んだ。フィジカルで劣っても、通用した部分もある。今日の試合をプリンスリーグやJユースカップにつなげて行きたい。
◆攻撃のときに前線と最終ラインが離されすぎているので、ボランチが上がってコンパクトにしていこう。