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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.330
interview

6MF
小林 祐介

Yusuke KOBAYASHI

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----前節のガンバ大阪戦は、スコア以上に自分たちの狙いを発揮できた試合だったのではないですか?

「そうですね。エスパルス戦が終わってから、ミーティングで守備のスライドを強調して言われていました。選手同士の距離が近くて、ガンバも縦パスを入れづらそうだったので、うまくハマった試合だったと思います」

----ガンバにボールを持たれる時間帯もありました。できればもう少しボールを保持する時間帯を作りたかったですか?

「最近はボールを持つ時間と、割り切って守備をしてカウンターを狙う攻撃ができているので、あまりこだわりはなかったです。ガンバには持たれる時間があるのは予想していたので、それなら前の選手の速さを使って効率よく攻めようと思っていました」

----ガンバの中盤の選手、遠藤保仁選手、倉田秋選手、井手口陽介選手は流動的に動くので、小林選手はスライドが大変だったと思います。

「前半は大変でしたが、なるべく食いつかないようにして、タイミングよく顔を出すガンバの2トップにボールを入れられたくなかったので、まずは中央を閉めてからプレスに行くことを心がけていました」

----守備面だけではなく、小林選手は攻撃面でも起点になっていました。エスパルス戦では得点に絡むユン・ソギョン選手へのロングパスがあり、ガンバ戦では得点にこそ至らなかったですがハモン・ロペス選手への縦パスがありました。

「あれはハモンだから通っただけです(笑)。ハモンは身体が強いので、相手を背負っていても振り向くことができます。そういう意味ではパスをつけやすいというのはあります。クリスも(キム)ボギョンも身体が強いし、パスを要求してきます。ちょっとでも隙があれば縦パスを入れようと意識しています」

----小林選手は、4月以降はなかなか出場機会を得られない時期がありました。その間はどのような取り組みをしてきたのですか?

「出られない時期が続きましたが、そういう時だからこそ自分の課題であるロングボールの精度を上げようと練習をしていましたし、今も続けています。今までの自分の特徴だけじゃなくて、プレーの幅を広げたいと思っていました。エスパルス戦のソギョンへのパスは、今までならソギョンが上がっていくのが視界に入っていなかったと思います。ロングパスを自信を持って蹴れるまで練習しているからこそ、少しですが試合で出せるようになりました」

----開幕直後の4 試合は連続スタメンだったので、外れた時期はメンタル的には苦しかったのでは?

「いや、そうでもなかったですね。気持ちが落ちている時間がもったいないというか...。落ちていても何もいいことはありませんし、だったら自分にやれることをやろうと思っていました。自分の課題だったキック精度やロングパス精度を上げようと取り組んで、そのやってきたことを出せるチャンスが来たので、そこは積極的に出していきたいと思います」

----今節は3連勝を目指してアルビレックス新潟と対戦します。相手の印象は?

「堅く守ってくるイメージですね。前半戦では(中村)航輔が好セーブを連発して、(手塚)康平のFK が決まって勝てましたが、中継を見ていてかなりやりづらそうな相手だなと思っていました。夏の移籍で新しい選手が多く入りましたし、チアゴ・ガリャルド選手、ホニ選手、新加入のドウグラス・タンキ選手の前線は強力だと思います」

----アルビレックス戦ではどのあたりがポイントになると考えていますか?

「相手のカウンターに対するリスクマネジメントと、あとは変な奪われ方をしないこと。そこに気をつけながらも積極的に縦パスを狙って、うまく状況を見ながら試合を運んでいくつもりです。難しい試合になるとは思っていますが、そういう特徴を持つ相手だからこそ、いつも以上に先制点が大事になってくると思います」

----レイソルも、前回に対戦した4 月より間違いなく成熟しています。

「戦術の幅は広がったと思います。クリスが裏抜けをして、その背後を誰かが回ったり、クロスの上げ方も工夫しているし、以前には見られなかった形が増えています」

----リーグ戦は残り11 試合になりました。今後への豊富と目標を教えてください。

「前半戦はチームに貢献できなかったですが、今はこうしてチャンスをもらえているので、ケガをした康平とドゥドゥのぶんも頑張って、チームの勝利に貢献したいです。チームは優勝を目標に掲げていますし、良い位置につけています。でもあまり先を見すぎず、目の前の試合に勝って、また次の試合に向けて準備をしていこうと思います」

 

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