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Vitoriaインタビュー

Vitoria vol.303
interview

25MF
小林 祐介

Yusuke KOBAYASHI

---今季のヤマザキナビスコカップへの意気込みを聞かせてください。

「今年の初出場がナビスコカップのアビスパ戦で、そこから出場機会をつかみましたし、決勝トーナメントに進出して、必ず上に勝ち進まなければいけない大会だと思っています。タイトルを目指していますし、特に今回の試合に勝てば決勝トーナメント進出に近づくのでモチベーションは高いです」

---今年は開幕当初は成績が出ませんでしたが、4月以降に結果が出始めた要因を小林選手はどのように考えていますか?

「結果が出ていなくても内容の良かった試合が続いていました。チームの中では『1勝すれば波に乗れる』という感触を持っていたので、F・マリノス戦の初勝利が大きかったですね。シモさん(下平隆宏監督)に替わって、守備のオーガナイズが整理されて、今は一人ひとりが何をやればいいのかがはっきりしています。それも要因だと思います」

---チームの組織的な守備には手応えをつかんでいるのではないですか?

「手応えはありますね。前からプレスに行ってボールを取れているシーンもありますし、前からいけない時はブロックを作って対応ができています。チーム全体で統一できているという自信はあります」

---小林選手自身、中盤でマッチアップする相手選手からボールを奪い取るプレーが増えています。

「前からのプレッシャーがハマっているので、僕は前の動きに連動して、そこで潰しているだけです。前からのプレスがあるからこそ、自分が狙いを絞れるし、そこは続けていきたいですね」

---昨年のシステムではもう一列前のポジションでした。現在との違いはどのような点にありますか?

「去年は自分がボールを奪うというよりは、後ろの選手のためにパスコースを限定することが仕事でしたが、今年はボランチで自分のところで奪うことが仕事なので、ボールを奪う面では今のポジションの方が自分の特長を出しやすいですし、自分の理想は相手の中心選手に何もさせないことをしてから攻撃に出ていくことなので、守備から入った方が波に乗っていけると思っています。ただ、今は守備に重点を置いているので、これからはボールを奪った後は攻撃に絡んでいくプレーをもっと増やしていきたいです。ボランチなので、ゴールに直結するようなパスを出せるように、もっとレベルを上げていかなければいけないと思っています」

---昨年までの小林選手は怪我やコンディションを崩して離脱する時もありましたが、今季は試合に出続けています。

「試合をこなして、そこで出た課題を踏まえて次の試合への準備をするというサイクルができているので、毎日が充実しています。あとは食事面、睡眠時間、毎日のストレッチも、今年は今まで以上に意識するようになったからこそ、体調不良や怪我も少なくなったと感じています」

---今回対戦するアルビレックス新潟の印象はいかがですか?

「監督がタツさん(吉田達磨監督)に替わって、ボールを大切にしながらも、切り替えや縦への速さというアルビレックスの良さを残していると思います。前からのプレッシャーも速いですし、そこは警戒しています」

---小林選手のポジションではレオ・シルバ選手とのマッチアップが鍵を握りそうです。

「相手はJリーグを代表するすばらしい選手ですが、変にリスペクトしすぎず、そこは平常心でマッチアップしたいと思います」

---最近の試合では遠藤保仁選手、小笠原満男選手、中村憲剛選手と、日本を代表する中盤の名手と対戦してきました。ビッグネームを目の前にしても怯まなくなっているのではないですか?

「いや、でも最初に整列をして握手をする時には、遠藤選手や小笠原選手にはオーラを感じました。やっぱり小さい頃からテレビで見ていた選手なので、『おっ!』という感じにはなりますよね(笑)。しかも僕は子どもの頃、小笠原選手、遠藤選手、中村選手に憧れていて、特に小笠原選手のスルーパスをよく真似していました。だから自分が同じピッチに立って憧れの選手と対戦できたのはすごく幸せでしたね。試合が始まれば、もちろんプレーに集中しますが、後から試合を振り返って、そういう選手たちのプレーから勉強させてもらっています」

---最近は小林選手の応援歌もできました。そこを踏まえてサポーターへのメッセージをお願いします。

「応援歌を作っていただいてありがとうございます。本当に嬉しいですね。原曲は知らなかったんですが(笑)、親からはすごくヒットした曲だと聞きました。たくさん歌っていただけるように、これからも頑張ります」

 

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